山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

喪主経験者は語る

どうやら目覚ましがコワレタらしい。

今日はせちたろーの遠足の日なので、5:50に仕掛けて置いたはずの目覚ましが、
鳴らなかった。
目覚めれば6:35。ギャー!!

慌てて弁当を作る。
しかし、外は雨。遠足は中止で通常授業がオコナワレる筈。せちたろー可哀相!
7:00に弁当完成。せちたろーを起こす。
「雨ダー」とつぶやいたっきりベソベソと泣き始める。
「今日はね、ナギサちゃん(南の岬の端に住む漁師の娘さん)とレイカちゃん(山の南斜面に住むイチゴ農家の娘さん)と一緒にお弁当食べようねって約束してたの」
と、もの凄くクヤシそうに言う。

「授業はあってもお弁当は食べるんでしょ?その時、一緒に食べればイイじゃん」
と慰めて送り出す。
子鬼、起きてきてせちたろーが弁当を持っているのを見つけて
「自分にも寄こせ」とウルサイ。
残った弁当の食材で小さな弁当箱に詰めて「ハイ、朝ご飯よ」と言って渡す。
子鬼「おいちーねえ!」と言いながら食べる。

その後、生協の「クリスマスケーキの試食会」出席。
半島西半分の生協組合委員が来るので、お茶出しとアンケートを採るのが本日の仕事。

試食前に生協の葬儀社の説明会もある。
ウチはもう、ダンナの母を8年前に送ったので、次に葬儀屋に縁があるのはワシかダンナの時だ。
(「子供」というシチュエーションは考えたくもナイ!)

ダンナの母の時は誰も助けてくれる人がおらず、ホントに苦労した。
通夜の席でも乳飲み子を抱えたワシがお茶出ししなければならなかった。
「ナンニモワカラナイ」30そこそこの身の上で葬式出してお墓買って、仏壇買って、
ナンモカンモ自分たちだけでやってしまったのだ。
今思うと・・・よくヤレタもんだ。

葬儀社の説明会を聞いたら、その義母の時の葬儀社はタイヘン良心的であったコトが判明。
料金明確、説明十分。
祭壇や花のしつらえ(「菊にはこだわらなくて良いから、白い花で沢山飾り付けてー、
フリージアでもカーネーションでもチューリップでも何でも良いから生花で飾って!」
というワシの要望)、式の進行もコチラの要望通りで価格も安く納まった。
(世間の相場の半額程度)
「そうか、そうだったのカ!」
今になって、初めて知るコトだった。

葬式のことならワシに訊いてくれ。
喪主はダンナであったが、ダンナは悲しみのあまり「ナニモデキン」かった。
実質、式をオコナッタのはワシだからだ。
相談に乗るぞ(爆)