山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイスはリハビリ犬?

ボイスの散歩のついでに、上の娘の同級生宅へ。
お母さんが出てきて、用件をすます。
彼女は犬が怖くて、触れないという話だったが、ボイスをなでている。

「私、犬が怖くて触れないのに、この犬は触れるわ。不思議」だって。
ボイスは構ってもらって大満足。
パタパタと尻尾を振って、愛嬌を振りまく。

午後には生協。
今日は珍しく、男性の配達員さん。
ボイスを見て、「デカイーデッカイー」と言う。

配達員さんの告白。
「実は以前、鉄工所に生協を配りに行ったとき、
ワイアーロープに繋がれたシェパードがいるのに気が付かず、
そのまま入っていったら、ものすごいイキオイで吠えかかられて、
すんでのところで噛みつかれるところだった。以来、犬はもう、全然ダメ。」

ボイスにお座りをさせて話を伺っていたが、ソレを見て配達員さん、
「この犬、吠えないですね」
「吠えません。どーかしたら、一ヶ月くらい黙ってます。吠える時は
大変な異常事態が起きてるときなので、すぐに判ります」と答えると、「ほー」と感心。

「触れます?噛みつきません?」と聞くので、
「噛みません。ナニされても怒りません」と言うと、触りたそう。
「触ってみます?」と勧めると、おそるおそる真上から手を伸ばす。
(犬に不慣れなヒトの触り方。この触り方だと、怒るわんこもいるんだけどね。
ボイスは大丈夫。ナニされても、怒らないから)

ボイス触られて、とりあえず嬉しい♪
尻尾、パタパタ。

「あ、触れた!」と配達員さん。
「リハビリ犬として、ドーゾ」とワシ。

先日も動物病院で、ドクターが言ってた。
小学生が、病院で保護している捨て犬を見学に来たので、
見せたら(まだ、目も開いてないくらいの犬)その小学生、
「生きてる??動いてる!暖かくて気持ち悪い??!!」と泣き叫んで、
待合室のソファの上を逃げ回ったらしい。

「生きてるから、動いて、暖かいのは当たり前だろ!!バカか!?」
と一喝したドクター。

犬が怖いのは、よく知らないから。触れあった事もナイから。

もひとつ、動物病院で聞いた話。
目も開いてない子猫を保護した、若先生。
家に連れ帰って、飼い犬に「ほら、子猫だよ」と見せたら、
エサだと思ったらしく、パクッとくわえて持っていってしまいましたとさ。
あわてて、取り返したって。
「イノシシキラーのボイスだってそんなコトしないのに」と若先生。

悪かったね、イノシシキラーで。