山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

きゃありちゃん、来福

昨夜から、上の娘、腹痛を訴える。
夕べは夕飯もそこそこに寝てしまい、尋常ではナイ。

朝、まだ腹痛を訴える。
心配なので学校を休ませて、病院へ。
「盲腸かもしれません」と言われて、血液検査。
白血球の増加は認められず、診断の結果は
「盲腸じゃなくて、軽い胃腸炎。微熱付き」

しかし、今日は熊本からきゃありちゃんが来るので、忙しい。
いったん家に帰って、上の娘を置いて出かけ、買い物へ。

途中でお散歩中のボイスとダンナに遭遇。
診察結果を伝えて、
「今、一人で留守番させてるから、早く帰ってあげてね」と言う。
ボイスは思いがけなく路上でおっかあに会えた嬉しさで、
思わず開いてる運転席の窓から車内に飛び込み、
上半身が入ったところでダンナに捕まり、ズルズルと路上に引き戻される。

お昼過ぎにきゃありちゃんからTEL。「今、博多駅に着いたよん♪」
地下鉄の乗り方を指示して、しばらくのち、最寄りの駅に迎えに行く。
地下鉄JR相互乗り入れのこの路線、複線化になったので、
博多駅まで35分(天神まで25分)で着いちゃうのだ。
昔は45分くらいかかってた。便利になった。

駅前ロータリーにて再会。
久しぶりにあった彼女は、いい具合に年を取って、いい感じ。
「イイ年のとりかたしてるね。女の人はとしのとりかた大失敗してる人が
この年になると多いけど、キミは大成功のクチだ」と思わず言う。
「あはは、日々ビンボーと戦ってるから、気にした事ナカッタ」と彼女。

お互いを15の時から知ってるので、つい、こーいう発言が出る。

家に帰って、庭のミントを摘んでミントアイスティーをいれる。
32度の猛暑の午後。

彼女に、「HPのポッちゃんの記述で誤りがないか、事実確認をして」とHPを見せる。
彼女は読んだ後、
「何処も間違いはないよ、全部ホントの事が書いてある。凄く嬉しいよ。アリガトウ」
と言って泣いた。
日本中の名前も顔も知らない人たちが、ポッちゃんの物語を読んでくれて、ポッちゃんの死を悼んでくれた事に、彼女はとても感動していた。
「みなさんの一人一人にお礼が言いたい」と言って泣いた。

ポッちゃんとゴンの写真も何枚か持ってきてくれた。
そのうち、「ポッちゃん追加写真館」としてアップしよう。

彼女を夕方、ドームまで送る。
手を振りながら、ドームのエスカレーターを登ってゆくきゃありちゃんを見送りながら、「ポッちゃんの事、やっぱり書いてヨカッタ」と思った。