山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

普段出かけないところへ出かけてみた その1

珍しく親子三人の休みが重なったので、

「それじゃあ熊本に出かけますか」

って事で早朝からさくっと出かけてきました。

 

実はつい最近、ワシの実家の両親が実家近くの高齢者住宅に引っ越ししたので、そこに面会に行こうという趣旨です。

 

まずは家を出て、火曜日恒例予約パンを引き取りに行き、その後市役所へ出かけてって福岡県知事選の期日前投票を済ませてから高速に乗り、熊本へGOしました。

 

行ってみた両親の引越し先は実家のすぐ近くで、びっくりしました。

ケア付きの高齢者用マンションでして、二人部屋は十分に広く、施設もできたばかりなのでピカピカであります。

母もすっかり具合が良くなって、普通に喋っておりました。

しかし、去年の10月にワシと病院で面会したことはすっかり忘れており、今回、面会に訪れたワシに向かって、「何年ぶり!?」とか言い放つのでしたw

なんと母は、自分が入院していたことすら覚えていなかったのです。

薬をちゃんと飲んでいなくて持病の進行が進んでいたせいなのかよくわかりませんが。

今はケア付きの住宅なので、スタッフさんたちのお世話の甲斐もあって、しゃんとしておりましたよ。

ワシが引越し祝いに送ったお花のリースと一緒に、使ってないポシェットを同封しておいたら、「これ使ってるわよ!」とニコニコと見せびらかしてきます↓

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弐号機と記念撮影する母。

まあ、元気そうで良かったです。

そしてこちら、日本人離れした容貌の父とワシ↓

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父は「遺影用にいい写真撮ってね」などと言うですよw

 

一応、念の為、熊本へ行く前日にスタッフさんに電話を入れて、面会の予約をとってたんですけどね。

(コロナのこともあり、おそらくは面会は予約制なんだろうなと思ってとった措置だったが、これが正解だった)

ところがなんと、スタッフさんから両親への告知(「娘さんが明日面会に来られますよ」という予告)が行って無くて、ワシが菓子折り片手に「ジャーン☆こんちゃー!!」とお部屋に入っていったら、驚きのあまり両親がポカーンとしてたので、思わず大笑いしてしまいましたw

なんの前触れもなく、遠く離れて住んでる娘が突然目の前に現れたんだから、そりゃあ驚きますわね( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

でもまあ、年寄りにはそれくらいのサプライズがあった方が、良いよね?(;^ω^)脳に刺激のある老後…って事で、よろしく!

 

母は持病があるものの、かなり元気になってて具合は良さそう。

父はワシが部屋に菓子折り片手に乱入してきた時に、丁度ギターを弾いてて遊んでたんですね。

 

「ギター弾いてんだ」と言うと、

「昨日家から持ってきた」とのこと。

 

詳しく話を聞くと、この住宅から自宅までは2キロ程度。

この高齢者住宅に一日中居ても退屈なので、歩いて自宅まで戻り、自宅の車庫に置いてある車に乗って、行きつけの碁会場と市営の温泉施設をハシゴして楽しんでいるそうです。

 

「え?じゃあこのギターはまさか…家から歩いて持ってきたの?」と尋ねると、

「そうそう、あまりにも退屈だから、ギターをここに持って来ようと決めて、家からクラシックギター抱えて2キロ歩いてここに持ってきた。ほぼ毎日、ここと家を歩いて往復してるから(つまり往復で4キロ)、もう健康になっちゃって健康になっちゃって、すごく調子がいい」と言い放つ父。

_(:3」∠)_

88歳が、クラシックギターを抱えて2キロ歩いて移動してくるですと…?うーむ、ワシのこの無闇矢鱈とパワーが有り余っている感じなのは父に似たからだったようです…



 

 

 

 

Vol.3はパス 単眼鏡を買う

とか言ってたら。

数日前にピロウズ公式からReturn to 3rd Movement Vol.3のツアーのご案内が来てたんでした。日本全国、ライブハウスツアー20公演を5月から7月にかけてやるそうです。

 

なにしろあまりにも前回のReturn to 3rd Movement Vol.2のツアーから時間が経ってしまったし。

一番地味だった、おそるおそる様子見しながら(抑えた箱も小さめだったという状態で)始めたこの再現ツアーのVol.1が実は一番公演内容が良くて、Vol.2はなんとなくしりすぼみな印象だったので。

「Vol.3は早くやってくれたら行くけど、間が空いたら行かないかもね」

と漠然と思ってた予感がなんだか的中しそうな雰囲気です。

 

そもそも公演チケットも何枚くらい売られるのかも全然わからないし。

ライブハウスに満パンに人を入れてのロックのライブは…ワクチンが行き渡るまでは厳しいのではないかしらという_のはワシの個人的な見解なんですけどね。

だから…まあキャパ的に入場出来るのは通常の5割からせいぜい7割くらいの人数なのではないかと。そう予想しているわけです。

 

だからこそ、「行きたい人が行けばいい」って事ですよ。

ワシは多分、行かないから(24曼荼羅は大阪まで見に行くのに!?)

行きたい人は行って楽しんでください。有料配信でもあったらチケット買って見るかもです。

 

有料配信で思い出しましたw

「24曼荼羅」は初日も二日目も有料配信のチケット買っちゃいました(*ノω・*)テヘ

当日はライブを見たあと、ホテルでその日の公演を反芻しw

二日目は帰宅後、配信終了まで毎日いっぱいいっぱい、大画面で初日と二日目の公演を繰り返し観る!というオタクムーブを決めるですよへっへっへっへ(^q^)

 

そして本日、今月分の溜まったAmazonギフトカードで買った単眼鏡が届きましたよ↓

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とりあえず、我が家の前100mほど先に咲いてる山桜に向けて見てみました。

「すごい!桜の花が一輪一輪、はっきりくっきり見える!!」

て事で、コレは大阪に持っていくことにしましたよ(´∀`*)ウフフ

 

とか言ってたら、DVD「第9曼荼羅」が発送されたみたい…!

ワシは郵便で送ってもらうようにしてたので、荷物の追跡ができないのですが、届くのを楽しみに待ってましょうね。

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2021年3月の写真日記

すっかり夜が明けるのが早くなりまして、朝の7時過ぎでこの日差しであります↓

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バトンの影も伸びてますが十分に明るいです。

冬だとこの時間、まだイノシシに怯えながら出歩くのですがw

 

近所の桜並木を見に行きました↓

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青空の下、九分咲きの桜が誰も居ないのに咲き誇っております。

これだけの桜をワシが独り占め状態!(゚∀゚)

アップでも一枚撮っておきます↓

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今から20年くらい前、この樹の下で「野焼き」をやったことがありまして。

縄文土器を作って遊びました。

その時の先生も亡くなってしまい、あの頃、よく会ってた人たちとももう会う機会はありません。

 

先日、つくしを摘んだすぐ近くでスミレが満開でした↓

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あたり一面スミレだらけで紫のお花のじゅうたんですが、これまた誰も見てないw

ワシだけが「キレイねえ」とバトンに話しかけてます。

 

 

花見とヴィーガンレストラン

そろそろ桜も満開で、散り際になりつつあるようなので、「花見に行くなら今日だな!」ってことで。

弐号機と一緒にさくっと出かけてまいりました。

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お天気が超良くて。

お濠には亀と鴨が群れ遊び、都会のオアシスはうららかに平和でありました。

で、公園の入口では市の人が注意喚起のビラを配っておられます↓

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コロナのせいで花見は例年とはかなり違った形を推奨されてます。

でもつい昨日、自宅の近所で満開の桜の木の下に、大々的にテーブルと椅子を出して宴会してるおじいさんたちを見かけたんですけどねw

 

昨日は木曜日だったのに、舞鶴公園はものすごい人出で「今日はみんなお休みなの!?」(ワシと弐号機は休みだったけど)と言うほどでした。

でも、生まれてはじめて、満開の桜の木の下に人がほとんど座ってない花見の風景を見ましたよ。

たまに座って家族でお弁当を食べている人は居るんですけどね、本当に数が少ない。

みんな桜の花を見上げて満開の桜の樹の下をそぞろ歩いてるんですね。

犬連れ、子連れ、老人連れ、みんなニコニコと幸せそうにしているのが印象的でした。

これはこれで悪くないっすよ。

 

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んで、昨日は。

前から行ってみたかったヴィーガンレストランに行ってみたんですよ。

ところが、前から何度もその店の前の道を通ってたはずなのに、「そんな店、ありましたっけ??」という記憶しか無くてw

「んーーー。このあたりなんだけどねえ」

と言いつつ歩いてて、店の真ん前まで来て初めて、店の存在に気が付きましたw

それくらい、店の看板も出てないし、自己主張のないお店で(;^ω^)

しかも店名がアイスランド語なので覚えられません(´・ω・`)

そこで食べたランチが以下↓

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左)デーツと夏みかん、いろいろ野菜のスムージー

右)八朔とレモン、生姜のスムージー

単品だと舌がビリビリくるようなお味ですが、お料理と一緒だと美味しくいただけます(理由不明)

ランチのディッシュはこちら↓

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焦げ目のついてる丸いものはリコッタチーズ(だったと思う)

ポタージュは長ネギのポタージュ(だった気がする)

右上はネーブルマーマレードとヨーグルトでした。

 

本当はこのお店のクスクス料理が食べたかったんですけど、売り切れてました。残念。

メルカリ初挑戦

半年ほど前に、手持ちの古いバッグを処分して。

春になって気が付きました。

「…色の薄い春夏用のバッグ持ってない」_(:3」∠)_

冬用はアイスグレーのコーデュロイ生地のショルダーバッグ持ってて、コレが何にでも合うし便利なんですよ。

でも春夏持つにはコーデュロイ生地はちょっと…というので、白かベージュのバッグを探すことにしました。

 

ところがさー。

ワシは普通にしまむらとかで良いんですけど、欲しいのは転売屋に買い占められヾ(:3ノシヾ)ノシ元の値段に千円ほど上乗せされて売られてます(ちっ)

 

「んーー、どうしようかな」

とネットをウロウロしてたら、ZARAのショルダーバッグが安く出品されてるのを見つけました。

「安いしコレでいいや」

(知ってる人は知ってるけど、ワシは洋服にはお金はかけない主義 靴にはかけるけどね数年に一度レベルでw)

ってんで買ってみました、初メルカリ。

ZARAのプリーツ入りバケットバッグ↓

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今も売ってるはず(3990円とかで)

でも合皮のバッグに3000円以上出す気はないので(ケチ!)「中古でいいよ」って事で、初メルカリに手を出したんですね。

 

さくっと落札してさくっと受け取りました。

「コレでいいのよコレで」

 

そもそもそんなに長く使う気もないし、先月買った731円のシルクのロングコートに合わせても良さそうです。

でも、問題が一つ。

 

このバッグ、臭いんですよw

何でしょうねこの臭い…柔軟剤とナフタリンが混ざったような強烈な匂いw

迷わず、マグネシウムとセスキ炭酸でネットに入れて洗濯機でガシガシ洗います(大雑把の本領発揮)

 

脱水しておひさまに当てて干したら臭いのは随分治りました。

でもバッグの内側にはほんのりと残り香が…

「臭いには匂いを!!」ってんで虎の子のディタ・フォン・ティーズの香水をワンプッシュしてみたら、ほらー、全然気にならなくなったですよ(゚∀゚)

ディタの香水のピオニーとベルガモット、薔薇とサンダルウッドの香りがバッグの内側に広がります。

これでもう臭いの問題は解決!

 

そしてその後、300円のアイシャドウもメルカリで買ったわ(100円のクーポンがあったので実質200円送料込み)↓

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「メッセージ」「爆裂都市」

昨日は珍しく頭痛なんかしてて。

「薬飲んでおとなしくしとこ」ってんで映画なんか見てみました。

はいお題はコチラ↓

映画「メッセージ」(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督 2016年)ですね。

公開当時、「ばかうけ(栗山米菓のおせんべい)が宙に浮いてる!?」と話題になった映画ですね。

予備知識はそれだけで。あとは「SF映画」ってくらいしか知らないままで見ちゃいました。

そしたらまあ、見てびっくりヮ(゚д゚)ォ!

なんと映画のテーマ?はかの名作「スローターハウス5」にクリソツだったんですよ。

スローターハウス5」が物語が重層的に繰り返し重ねられて、寄せては返す波のように時間が切り離されては繰り返し、その効果で物語の主題が悲しみとある種の諦念をもって静かに語られてたのとはすごく違ってて(真逆?)

この映画「メッセージ」のストレートさには思わず笑ってしまいました。

広大な世界を描くSF映画のくせにものすごく舞台劇っぽいと言うか。ちまちまとした展開で。

物語も一重かせいぜい二重くらいしか重ねられて無くて。

「もうちょっとこってりした物語を聞かせてほしかったぽよ」(´・ω・`)となってしまうのでした。老人は文句が多いね。

でもまあ、今の時代、コレくらいのテーマのほうが受け入れられやすんでしょうね。

ちなみに「スローターハウス5」はこんな映画です↓

で、今回ググって知ったんですけど…

スローターハウス5」はBlu-ray化されてないんですね、ショーック大ショーーック☆

ワシ、SF映画の中ではベスト3に入るくらい好きな映画なのに…(´;ω;`)

原作も好きだけど、この映画化の素晴らしいことよ。

SF映画ってあんまり興味ないってお方にも見てほしい映画であります。

 

そしてもう一本はコチラ↓

ワシの青春の一本w「爆裂都市」であります。

なんせ40年近く前に見たっきりの映画なんで。

町田康があうあうおうおうしか言ってなかった スターリン遠藤ミチロウが爆発してた」くらいしか覚えて無くてw

改めて見てみました。今週の土曜日21時まで無料公開されてますぜ。

 

…すごく異常な映画ですw

北九弁と筑後弁がセリフの殆どを占めてます。福岡ローカルの色が強烈に濃い映画です。

 

で、見てて思い出したのは当時のライブハウスのヤバさ。喧嘩や暴力事件はしょっちゅうで、警察が入ってくることもあったし。

ロックが好きで音楽を聞きに行ってるはずなのに、何故か帰り道は疲労困憊_(:3」∠)_

「夜風が冷たいや」なんて思いながらヨロヨロと家路についてた事_なんかを強烈に思い出しましたね。

 

映画の一つの役割に「その時代の空気感を閉じ込める」ってのがあると思うんですよ(寅さんシリーズとか日活ロマンポルノとか見てると強烈にそれを感じる)

その役割をきちんと果たしている映画です。

当時のめんたいロックシーンとかパンクムーブメントをちゃんと記録してくれておりますよ。