山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

普段出かけないところへ出かけてみた その1

珍しく親子三人の休みが重なったので、

「それじゃあ熊本に出かけますか」

って事で早朝からさくっと出かけてきました。

 

実はつい最近、ワシの実家の両親が実家近くの高齢者住宅に引っ越ししたので、そこに面会に行こうという趣旨です。

 

まずは家を出て、火曜日恒例予約パンを引き取りに行き、その後市役所へ出かけてって福岡県知事選の期日前投票を済ませてから高速に乗り、熊本へGOしました。

 

行ってみた両親の引越し先は実家のすぐ近くで、びっくりしました。

ケア付きの高齢者用マンションでして、二人部屋は十分に広く、施設もできたばかりなのでピカピカであります。

母もすっかり具合が良くなって、普通に喋っておりました。

しかし、去年の10月にワシと病院で面会したことはすっかり忘れており、今回、面会に訪れたワシに向かって、「何年ぶり!?」とか言い放つのでしたw

なんと母は、自分が入院していたことすら覚えていなかったのです。

薬をちゃんと飲んでいなくて持病の進行が進んでいたせいなのかよくわかりませんが。

今はケア付きの住宅なので、スタッフさんたちのお世話の甲斐もあって、しゃんとしておりましたよ。

ワシが引越し祝いに送ったお花のリースと一緒に、使ってないポシェットを同封しておいたら、「これ使ってるわよ!」とニコニコと見せびらかしてきます↓

f:id:mikaboisusanroku:20210331160854p:plain

弐号機と記念撮影する母。

まあ、元気そうで良かったです。

そしてこちら、日本人離れした容貌の父とワシ↓

f:id:mikaboisusanroku:20210331160915p:plain

父は「遺影用にいい写真撮ってね」などと言うですよw

 

一応、念の為、熊本へ行く前日にスタッフさんに電話を入れて、面会の予約をとってたんですけどね。

(コロナのこともあり、おそらくは面会は予約制なんだろうなと思ってとった措置だったが、これが正解だった)

ところがなんと、スタッフさんから両親への告知(「娘さんが明日面会に来られますよ」という予告)が行って無くて、ワシが菓子折り片手に「ジャーン☆こんちゃー!!」とお部屋に入っていったら、驚きのあまり両親がポカーンとしてたので、思わず大笑いしてしまいましたw

なんの前触れもなく、遠く離れて住んでる娘が突然目の前に現れたんだから、そりゃあ驚きますわね( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

でもまあ、年寄りにはそれくらいのサプライズがあった方が、良いよね?(;^ω^)脳に刺激のある老後…って事で、よろしく!

 

母は持病があるものの、かなり元気になってて具合は良さそう。

父はワシが部屋に菓子折り片手に乱入してきた時に、丁度ギターを弾いてて遊んでたんですね。

 

「ギター弾いてんだ」と言うと、

「昨日家から持ってきた」とのこと。

 

詳しく話を聞くと、この住宅から自宅までは2キロ程度。

この高齢者住宅に一日中居ても退屈なので、歩いて自宅まで戻り、自宅の車庫に置いてある車に乗って、行きつけの碁会場と市営の温泉施設をハシゴして楽しんでいるそうです。

 

「え?じゃあこのギターはまさか…家から歩いて持ってきたの?」と尋ねると、

「そうそう、あまりにも退屈だから、ギターをここに持って来ようと決めて、家からクラシックギター抱えて2キロ歩いてここに持ってきた。ほぼ毎日、ここと家を歩いて往復してるから(つまり往復で4キロ)、もう健康になっちゃって健康になっちゃって、すごく調子がいい」と言い放つ父。

_(:3」∠)_

88歳が、クラシックギターを抱えて2キロ歩いて移動してくるですと…?うーむ、ワシのこの無闇矢鱈とパワーが有り余っている感じなのは父に似たからだったようです…