とか言ってて。
つい昨日、配信で見た映画の話書いてましたけどね、ここに。
ところが、昨日の夕方にたまたまなんとなく見始めた配信の映画が、これまた予想外に面白くてびっくりしちゃったんですよ。
それがコチラ↓
チリに実在した独裁者ピノチェト大統領が、「もしも250年も生きた吸血鬼だったら?2000年代に一応、死んだことになっているけど、あれは偽装された死だったとして、今も生きてるとしたら??」みたいな設定で語るブラックジョーク?暗黒のコメデイ?な映画だと思うんですけど…
日本語字幕付きの予告編もアップされてました↓
チリ映画って、ワシは馴染みがないんですけど。
(先日見た「雪山の絆」はアンデス超えてチリに救助を求めに行く話だったな)
この「伯爵」という映画。
設定も面白いし、話も面白くて。
音楽も絵作りも洒落てて、画面の綺麗さ、重厚さにすっかり引き込まれてしまいました。
実在の独裁者ピノチェト大統領は、汚職で私腹を肥やし、多数の国民を虐殺迫害し、2006年に亡くなるまで、まさに国民の生き血をすすって生きてたわけですが…
それを_本当はピノチェトって250歳でフランスから渡ってきた、世界中の人民革命に憎しみと怒りを持ち、全て根絶やしにしようとしている吸血鬼だったりしたら、どーするよ?のちから技ひとつで映画にしちゃうとか。
面白くないわけがないじゃないですか。
非常にエッヂの効いた洒落た映画であります。
主人公の「伯爵」と呼ばれたチリの軍事政権の独裁者だった吸血鬼は、自分は吸血鬼のくせに普通に結婚してて、子供も5人いますが誰も吸血鬼にしていません。
自分の妻すら吸血鬼にしてなくて、唯一、長年使えてくれた執事だけを長年の功績に報いるために吸血鬼にしてます。
ところがそろそろ生きているのに飽きてきた「伯爵」は、これ以上、血を飲むのをやめて。死のうと決めます。
しかしその前に、自分の遺産を詳細に整理して子どもたちに分け与えるために「数字に強い人」を雇うんですけど。
これが美人で魅惑的な若い女性で…ところがこの娘さん。
実は悪魔祓いのエクソシストとして教会から送り込まれた人物だったのだ…!!というお話です。
「コレならヘルシングの実写映画化も夢じゃないかもなあ」と思っているワシがいます。