山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ブリキの太鼓 ディレクターズ・カット版」「雪山の絆」

最近、配信で見た映画の話もここにメモしておきましょうφ(..)メモメモ

まずは「ブリキの太鼓 ディレクターズ・カット版」

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1979年の劇場公開時にワシは劇場で見て、好きになった映画です。

今回、映画本編からカットされてたフィルムがたまたま?発見され、音声を新たに録音し直して劇場公開版より20分長くなって再登場した作品です。

複雑な出生により生まれた少年オスカルは、3歳の誕生日に自分の意志で成長を止めて、ブリキの太鼓片手にいろんな場所に出かけては、悲鳴を上げてガラスを割ったりナチスに熱狂する人々を踊らせたりするというお話です。

確かに、ラスプーチンのシーンとか。フランスの海岸で5人の修道女たちが機銃掃射されて天に召されるシーンとか。

「こんなの見たこと無いー!!」(゚∀゚)という嬉しい悲鳴の連続でした。

 

そしてやっぱり。

この映画って公開当時、18禁じゃなかった記憶なんですが。

もうむちゃくちゃにエロいシーンの「濡れた」感がものすごいんですよ。

性のシズル感がものすごい映画です。迫力ありすぎます。

別になんか写っているとか写ってないとかいうのとは関係なく。むちゃくちゃに「濡れがもう濡れまくっている感」がすごいんです。

この映画は子供には見せられないなー(;´∀`)ワシが劇場で見た時は18~9歳でしたがw

 

そしてもう一つがコチラ↓「雪山の絆」

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ウルグアイラグビーチームが乗った飛行機がアンデス山中に不時着し、雪に閉じ込められた生存者たちのまさに命をかけた戦いが描かれます。

この事件が実際に起きた時、ワシは小6とかで。

「飛行機が落ちたのか、ふーん」くらいに思ってたら。

その年の暮れ?だったか明けた正月?だったかに「生存者十数名確認」の一報が届いて、「えーーー」と驚いたことをよく覚えてますよ。

 

「あんな食料もない山の中でこの人たちはどうやって生きてたのか」はすぐに世界中の関心を集めることになり、当時のローマ教皇が彼らの行為を許したことで、「アンデスの聖餐」と呼ばれた事件の映画化であります。

ワシは昔、この事件の記録を読んだことがありまして。

その生きるための奮闘に泣けたんですけど。

 

この映画、事実に基づいてものすごく忠実に作られてて、「人間ってすごい」と思わせられます。

飛行機事故を乗り越え、雪崩に遭遇し、仲間がどんどん死んでいく中でくだされたそれぞれの決断。

「人間、頑張ればなんでも出来るな」と思っちゃいましたね。

南半球に夏がくるのを待って、ろくな装備もないのにアンデスを越えて救助を求めに行く若者。

人間の底力のすごさ、実は極限状態でも人間は人間でいられるのだという事を教えてもらえました。