アマプラで配信されてたので見てみましたよ↓
言わずとしれた、さかなクンの半生をモデルにした?映画でぎょざいます←
なんとさかなクンご本人も「近所の変なおじさん」として登場なさるという不思議な映画です。
ワシはよく、「凸凹な人が生きていける隙間がある社会がよい社会」って言うんですけどね。
コレはさらにその上を行く映画でしたね。
凸凹でもみんな精一杯生きて輝いて自分の人生を切り開いてゆく。
「そんな事、人類全員ができるわけじゃない」と思うワシも_実は正直なところ、いるんですけどね。
生まれた環境や周りの圧力に屈して心を病んでしまう人もいるのは厳然たる事実ですので…
しかし、この映画の中の、なんとも優しいミー坊を取り巻く世界と人間たち。
まっすぐに魚に夢中になり、あるがままに生きるミー坊の姿には思わず感動してしまいます。
そして何より、ミー坊のお母さんが常に我が子を信じて見守っている姿が印象に残りました。
この監督さん(沖田修一)の監督作品、今まで「横道世之介」と「南極料理人」は見たことあったんですけど。
「こんなに面白い映画が取れる監督さんだったんですねっ」(゚∀゚)
今回、初めてそう思ってしまって驚きましたw←失礼すぎる
「横道世之介」も「南極料理人」もその映画の根底に流れる諦念というか。
人生への絶望みたいなものを感じてしまって、見たあとに激しく凹んだりしたものでしたが。
「さかなのこ」はそれが全然なくてとても良かったですね!!(゚∀゚)
多分、元になったさかなクンが書いたエッセイがそんな感じなんだろうなと想像しておりますが。
主人公のミー坊を能年玲奈こと、のんが演じているのもとても良かったですね。
少年ぽいひょろひょろとした肢体から繰り出される、薄らとぼけた動きや話し方。
いかにもアセクシュアル(他社に対して性欲を感じることのないセクシャリティの持ち主)ぽくて、「永遠の子供」「無垢な人」をよく体現してました(それにしても途中で出てくる幼馴染の女性は一体何だったのか…主人公のアセクシュアルを強調するための出現だったのかな?いくらアセクシュアルでも急に現れたり消えたりしたらさすがに傷つくと思うんですけど…)
のんはさすが元あまちゃんだけあって、海での撮影ものびのびいきいきとしててとても良かったしなにより、安心してみてられましたよ。