と、言うわけで。
「シン・仮面ライダー」で満たされなかった「血湧き肉躍るアクション」シーンは、「ベイビーわるきゅーれ2ベイビー」で満たされてしまったワシでしたが。
このタイミングで、前作の「ベイビーわるきゅーれ」の本編シーンが公開されましたね↓
なんとかこの前作「ベイビーわるきゅーれ」を劇場で見たいものだと思ってたら、いわゆるミニシアター?で三日間だけ上映する劇場があるようですので。
なんとかタイミングを合わせて出かけようと画策しております。
さて。
「シン・仮面ライダー」はワシ的には面白い映画だったんですけど、アクションシーンだけが。
「はあ…もう少し遠目の引きの絵が欲しい」と思ってたんですけどね。
でも例のNHKのドキュメントを見て。
「そうか、監督にも具体的な(人に口頭で説明できるような)理想のアクションシーンがなかったのか」
と理解しました。
庵野監督がいわゆる、アクション監督がつける「振り付けみたいな段取りアクション」が嫌いなのがわかります。
そこは理解しました。
先日見た「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でもワイヤーアクションによる「釣り」のアクションシーンもあったんですけど。
だからっつって、「コレ偽物でしょ?」と興ざめするってことはなかったですね。
ジェミー・リー・カーティスのドロップキックに至っては膝を叩いて大笑いしてしまったほどだったんですが。
アクション監督が作った格闘シーンをほぼ全廃してまで、庵野監督が目指した「殺し合いに見えるアクション」って何だったんだろうなあ…
と今でも謎なんです。
おもちゃっぽい、CGを多用したアクションシーンは「そうそう、子供の頃にも特撮のアクションシーンてこんな漫画っぽいものもあったよね」と懐かしい気持ちにもなりました(変身忍者嵐の変身シーンとか)が。
でもテレビの初代仮面ライダーってJAC(スタントマン集団 現・ジャパンアクションエンタープライズ)のみなさんが頑張って飛んだり跳ねたりして戦ってたよなあ。
とかも思い出したりして。
あのひと呼吸おいたカウントに頼った振り付けアクションも、特撮のお約束のうちと思ってたので、今回の実写版「シン・仮面ライダー」においてそれを禁じ手にしたのには驚いてしまいました。
誰も見たことがない、リアルな殺し合いのアクションシーン。
それはどんなものだったのか。
現場でつきあわされたみなさん、大変でしたね(時間と予算を使いながらあてのない追求につきあわされたみなさんに合掌)