山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

砕け散る蒸籠(せいろ)

我が家に立派な蒸籠がありまして。

これが今から33~4年前に、思い切って「エイヤッ」と清水の舞台から飛び降りて買った直径27センチの蒸籠です。

だいたいこんな感じの蒸籠でして↓

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買った当時もかなりお高かったんですよ(1万円以上した記憶)

 

当時、平尾山荘通りに住んでおりまして。

買い物に行くのに自転車で高宮の生協の直営店まで出かけたりしてたんですけど(ものすごいローカルな話ししてます)

ある日、意を決して、自転車にうちまたがってその生協のお店へ行きまして、高価な蒸篭を買い、自転車の前カゴに乗せて、当時住んでいたスワローハイツ(という名前のマンション)に帰ってきたわけです。

 

この30年以上、この蒸籠でいろんなものを蒸してきました。

手作りで肉まんやあんまんを作って蒸し上げたり(かなり美味しく出来て自分でもびっくりした)

魚や肉やお野菜、パンや冷やご飯まで蒸してきたわけですよ。

 

ところが最近、さすがにボロボロになってきましてね。

「さすがに30何年か使っていると、高価な蒸籠もボロボロになるんやなあ」

と思いつつ。

夕飯用に、新ジャガと新玉ねぎを軽く蒸そうと思ったんですね。

 

そこで、台湾電鍋に水をコップ3分の1ほど入れましてスイッチオンして。

蒸籠はいつものように一旦、水に沈めて湿らせてから、蒸籠のすのこ?の上に玉ねぎは皮付きのママ厚めの串切りにして、じゃがいもはたわしで擦って皮付きのママ蒸したんですよ。

 

10分もすれば蒸し終わりまして。

「どれどれ、これを取り出して次の工程に」

と、蒸籠を持ち上げようとしたら動かないんですよw

 

「あ?あれ??電鍋に張り付いちゃったの??」

とギチギチと左右に揺らしながら、持ち上げようとしたら

バキバキッと軽い木が折れる音がして、なんと、蒸籠本体、蓋ごとバラバラに砕け散っちゃったんですよ!!

 

呆然としながら砕け散った蒸籠のかけらを眺めるワシ。

「蒸籠って使い古すと砕け散るんだ!!」と思わず口から出ましたw

幸い、電鍋の上に着地したすのこのおかげでじゃがいもも玉ねぎも無事でした(;´∀`)

 

「そっかー、砕けるかー」

と言いつつ粛々とじゃがいもと玉ねぎをステンレスのトレイに乗せて、オリーブオイルをふりかけてトリュフソルトをふりかけ、じゃがいもには粉チーズもふりかけてからオーブンで十数分間焼きました(美味しかったです)

 

「今度は砕けない蒸籠にしよう」と決めまして。

以下を注文しました↓

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