んで、「結局、ワシはシン・ウルトラマンのどこが気に食わなかったんだろう??」と考えてみますと。
「違和感」に行き当たりました。
映画の最初の方で長澤まさみ演じる女隊員が(正確には隊員じゃないけど)、初めてウルトラマンを間近に見て、その感想を思わず口にするんですね。
「コレがウルトラマン…! ●●●」とね。
※「●●●」には肝心なワードが入るのですが、とりあえず伏せ字にしておきます
映画本編を見てのお楽しみです(゚∀゚)
この後、ワシは思わずネタバレしちゃうかも知んないから、知りたくない方はここでこのブログを閉じてくださいませねm(_ _)m
それがどうにもこうにもワシは納得できなくて。
「え!?そ、そうなの??そう見えるの??」
とすごくびっくりしたんですね。
「ま、まあ、個人の感想はそれぞれだから、彼女がそう見えてそう感じたのなら仕方ないけど。コレを見て普通はそうは感じないやろ?もしも本気でそう見えてたとしたら、この女性(長澤まさみ演じる)はものすごく変わった人ってことになるな」
と、思いつつ見てたんですね。
んでやっぱり、彼女の行動とか見ていると、「やっぱりこの人、見たこともないようなものすごく変わった人だわ」としか思えなくなり(;^ω^)共感する隙がないと言いましょうか…
ある意味、ウルトラマンよりウルトラな存在な気がしましたw
だから、彼女がどんな事態に晒されてても、「はいはい、監督の夢々」と心のなかでツッコミが入ってしまってどうにもこうにも物語に乗れないんですね。
話は変わりますが、ワシは俳優の山本耕史という人が苦手で(単に苦手なだけで深い意味も理由もない)
テレビで見かけるたびに「この人…何企んでいるのかしら!?」と思っちゃうんですね。
それで裏がない人物を演じてたりすると、「えー?違うのぉ??」と思っちゃうんですよw
ある意味、悪役に適した人に見えるというか、中の人が本当のところどんな人なのかさっぱり伺い知れない雰囲気があると申しましょうか。
「不気味」に見えるんですよ。
だから「シン・ウルトラマン」で彼の演じるメフィラス星人が実にピッタリとはまってて。
「そうそう!宇宙人やっているときが一番、ナチュラルに見えるわ」
と思ったほどでした。
おそらくは、1960年代の特撮技術に敬意を評してのあの映像表現だったんですけどね。
いっその事、人力である程度やってからのCG加工で良かったのでは?とまで思ったことでしたよ。
無駄なCGと申しましょうか、日本のお家芸特撮の本質は「人力に頼った部分にある」とまで思っているワシなので、今回の「シン・ウルトラマン」に関しては、「CGに全部任せるのはデカダンス過ぎやしないかい?」と思うのでした。