山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

不死曼荼羅を見届けに行く 2

さて、検温を終えてスマホに保存されているFC経由の問診票を係の人に見せると、扉の奥へずずいっと入れます。

そこには、長ぁい~~♪あの3階層ぶち抜く物凄く長くうす暗いエスカレーターがつぅづぅく♪↓

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呆れるほど長いエスカレーターでした。

昇った先にはホールの入口へと続く人溜まり?アプローチ?みたいな空間がありまして、そこの吹き抜けには満天の星がぶら下がっておりました↓

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とてもロマンチックでポエティックな演出です。

「うおお、さすがは日本を代表するコンサートホールやで」と感心しながら指定されたお席に着席します。

 

思ったよりステージが良く見えて近いw

「これは単眼鏡の出番は少ないかも」と思いつつ開演を待ちます。

 

ステージ上にはウロボロス(己の尾を飲み込む∞型の蛇)を含む曼荼羅画のバックドロップが掲げられており、どうやら第9曼荼羅の時のように中にライトが仕込まれているようです。

マイクスタンドには改造が施されており、舞台シモテ(向かって左)に「2」舞台カミテ(向かって右)に「4」の文字がセットされおります。

 

ぼんやりと舞台上を見てて気が付きました。

「…レーザーハープが無い?」

 

そう言えば去年だったか?レーザーハープの改造を試みているみたいなツイートがあったような。

タイムラグが出る?かなんかで去年はお披露目されなかったんですけど、その改造が出来れば、視界を遮るものはなくなり、ステルスがむき身でステージ上に立ち、レーザーハープを爪弾くことになるみたいな話だったはず。

「と、言うことは今夜、新型レーザーハープがお披露目になるってことか?」

と思い至って、勝手に一人でドキドキしてしまいました。

ステージ上には大きなパイプハンガーみたいな四角い枠が設置されております。

「まさか、アレが新型レーザーハープなの??」

まさかね(´∀`*)ウフフ

 

でもなんにせよ、67歳になっても前に進む、新しいことをやるって素晴らしいじゃないですか。

見ると、ステージ上には新しいギターである抹茶色のモズライトも置かれてます。

写真で見た時に「利休好み」というワードが浮かんだギターですw

実物を肉眼で見ると、まさに「利休モズライト」と呼びたくなるようなギターです。この音も今夜聞けるかと思うと、「大阪まで来て良かった!」と喜びがこみ上げてきました。

 

それにしても…この開演前の場内に流れる音楽が気になります。

すごくかっこいいんですけど、端的に申し上げて「不穏」です。

全く「穏当」とか「癒やし」というものとは真逆な雰囲気の音楽が流れております。とても深い良い音でw

民族音楽系呪いのプログレみたいな曲と、地獄のマザーグース暗黒編みたいな曲が交互に流れてきます。

…おそらくは、このコロナ禍のさなか、厳戒態勢の街で挙行される大阪でのコンサートだからこそ、流されている音楽なんだろうなと理解しました。

(続く)