山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「コードネーム U.N.C.L.E.」

さて、数日前にツイッターにて「托卵是か非か」(托卵=夫以外との間に生まれてきた子を「夫の子供」として育てる行為 もちろん夫には秘密で…という行為を意味する言葉)みたいな話題でもちきりだった時に、たまたまGYAOで「なにか面白いのはないかなー」とワシが映画を漁ってたら、出てきたのがこの映画でした。

 

コードネーム U.N.C.L.E.」(2015年 ガイ・リッチー監督)

言わずとしれたテレビの人気シリーズ「ナポレオン・ソロ」のリメイク映画化ですよ。

とてもスタイリッシュなスパイ映画で、古き良きアクション映画の美しい部分がとても良く再現できていると思いました。

昔の子供は当時はやってたスパイ映画に憧れて、将来は007かナポレオン・ソロになってみたかったもんです。

 

そしてこの映画を見てて気がついたのは、「これ、ほぼ芸風がマシュー・ヴォーンやん」て事でした。

一応、監督はガイ・リッチーって事になってるんですけど。

でもこの作品、どう見ても芸風はマシュー・ヴォーンのそれなんですよ(「キック・アス」「キングス・マン」)これは一体、どーしたことでしょう。

 

ガイ・リッチー監督とマシュー・ヴォーン監督は盟友と言われてて、ガイ・リッチー監督作品のプロデューサーとして最初の頃、マシュー・ヴォーンは制作に関わっていました。

最初はプロデューサーとして映画界に登場したマシュー・ヴォーンですが、のちのちご自身も監督としてもデビューしてその才能を表します。

 

んで、マシュー・ヴォーン監督ってその名前からも伺えるように、人気テレビシリーズ「ナポレオン・ソロ」の主演俳優ロバート・ヴォーンの息子さんなんですよ。

ところがこれには込み入った事情がありまして。

 

出生当時は母がロバート・ヴォーンと付き合ってたので、「ロバート・ヴォーンの息子」って事になってたし、ご本人も「自分はロバート・ヴォーンの息子」と信じていたのですが。

後々、DNA検査してみたら、実は全然別の人が遺伝上の父親であった事が判明したという…「あらこんなところで托卵の話題が」な人物なのです。

 

その自分の子供時代の憧れを思いっきりぶつけたような映画だな_と思ってみてたら、この映画の名義は「ガイ・リッチー監督」になってたので、ワシ、ひっくり返っちゃったんですよw

…なにかこれには深い事情がありそうな…(いつもどおりの猜疑心の強いうがった見方)