山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ラストナイト・イン・ソーホー」

今月、まとまった休みがあったので、サクッと一人で映画を見に出かけてきました。

お題はコチラ↓

ワシが好きな監督エドガー・ライトの新作ですね。

(現在進行系でご贔屓の監督は、サム・メンデス、マシュー・ヴォーン、エドガー・ライトです イギリス人ばっか!じゃん!!)

 

実はほぼ前知識がない状態で見に出かけてしまいまして…

本編を見てびっくりヮ(゚д゚)ォ!

ホラー映画でしたw

 

エドガー・ライトを最初に知ったのは「ショーン・オブザ・デッド」で、だったんですけど。

あれもゾンビ映画とは言えホラーとは言えなかったような(批評的なコメディ映画になっているゾンビ映画だった)

 

で、今回はエドガー・ライト作品初のホラー映画となっております。

 

…オチまで見たところで、ツメが甘いと申しましょうか。

「え?それでよく放置されてたよね??」と思うことしきりでありましたが、まあ、娯楽ホラー映画だこまけえこたあいーんだよ!!と言い張ろうと思えば言い張れるのかも??(;^ω^)な出来でありました。

 

1960年代のスウィンギング・ロンドンに憧れるファッションデザイナー志望の少女エロイーズがウェールズの田舎からロンドンに出てくる事で物語は始まります。

田舎もんでウブなエロイーズは大学の同級生たちとも馴染めずに行き場を失いかけます。

そこで出会った下宿屋さん。

素敵な屋根裏部屋を借りて一人暮らしを始めるのですが、毎夜、夢と言うには生々しい体験を繰り返してしまい、1960年代に自分と同じように憧れの街ロンドンに出てきて歌手を目指す少女サンディの人生を追体験してしまうのでした…

 

華やかで強い野心を持って夢を叶えようとしていたサンディと、引っ込み思案で気の利いた事も言えずに友だちもできず、鬱々とした青春を送るエロイーズ。二人の夢と人生が重なるとき、エロイーズは恐ろしい事実に気がついてしまうのです。

 

エドガー・ライト監督、ワシより若いのに音楽的な体験がワシと似通ってて。音楽の使い方とか非常なシンパシーを持って作品をいつも見ておりますが。

今作で一番感心したのは、ハロウィンの夜、幽霊の紛争をしたデザイン大学の生徒たちがクラブで踊り狂うシーンでした。

そこで使われてた音楽がコチラ↓

わお!ギターがジョン・マクガフ(マックギオーク)

ワシはこのオリジナルアルバムも発売当時(1980年?)アナログで買った(当時はまだLPしか音楽媒体がなかった)しこの西ドイツ(当時)の音楽番組「ロックパラスト」のDVDも持っているので、実に嬉しかったのでした。