山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

21世紀になって20年近く経っている

さて。

昨日の朝、バトンといつものように朝ランをしていたらですね。

突然、ヤブの中からゴールデンと柴犬の二頭が飛び出してきて、ワシらの後方から追いかけてきました。

「あ。やばい。猟犬かノーリードの散歩犬だな。やばい立ち去ろう」

と駆け足でズンズン逃げていくのですが、ゴールデンと柴犬の二頭は吠えながら追いかけてきます。

50mほど走って逃げたのですが、追いつかれてしまいました。

追いつかれてしまったら仕方がない。

追いかけてきた犬と戦うだけです(ワシが)

 

何度か経験してますが、殆どの場合飼い犬であれば、人間が仁王立ちになって、怒り肩にして腹の底からドスの利いた声で「イケナイ!」「トマレ!」「ダメ!」等などの命令を出せば、怯んで立ち止まります。

そうやって相手の犬を牽制しながら飼い主がやってくるのを待つとか石を投げるとか。

どうにか対応することが出来ます。

ただ、純粋な野良犬であったら人間のコマンドは聞きません。いきなり襲われたりし

ます。

 

今回も仁王立ちになって犬を睨みつけながら。「イケナイ!」「イケナイ!!」と怒鳴っていたら、二頭とも怯みました。

「よかった飼い犬だ」と思いながら、「座れ!」などと更にコマンドを出していたら。

軽トラがやってきて、運転してた若い男がリードを片手に飛び出してきました。

追いかけてきた柴とゴールデンは、男の姿を見ると、「へへーい、捕まえてみろー」みたいな感じで逃げ回ってます。

ようやく捕まえてリードに繋いだ男がワシを見ながらペコペコしながら「すいません」と言いました。

 

「21世紀になって20年近くも経っているのに、なんで未だに犬のノーリードなんかやってんだこのバカは!!」

とものすごい眼差しで一瞥して、ワシは返事もせずにとっとと家路を急ぎましたとさ。