山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

カネはないがシアワセ

良いお天気が続く。
週末、はるばる北海道からお客様なので、客用布団を干す。
家族全員分の布団も干して、洗濯物も満艦飾。
ボイスを連れてLOMO片手に海辺へ散歩。

海は引き潮で穏やか。
千鳥やウミネコが遊ぶ浜辺でボイスと写真を撮りながら右往左往。
と、気がつくと、ノーリードの犬が猛然とコチラめがけて走ってきた!

「おっと」とボイスのリードを短く持つ。
真っ黒な、大きさはボイスの半分くらいのMIXの雄犬で、「ふんふん」とボイスの匂いを嗅ぐ。
ボイスも「ふんふん」と匂いを嗅ぎ返し、お互いそのまま固まっている。

「ガウらないといいなあ」と思いつつ、ノーリード犬の飼い主が浜辺の向こうから走って追いかけてきているのを待っていると、そのノーリード犬、ボイスに「ギャワワワワワ!!」と吠えかかる。

「この犬はドコに目をつけているんだ一体?」と思いつつ、とりあえず、仁王立ちになって、「イケナイ!!ダメッ!!!」とノーリード犬を叱る。
犬を叱るときは「態度が大切」
人間として「お前よりワシが立場が上」と堂々と振る舞うのが大切。

ノーリード犬、ワシの怒声におじけづいて、ビビリまくり、砂の上に「フセ」の姿勢でへばりつく。

「そう!イイコ、その姿で待ってな!!」と一応誉める。
と、飼い主が追いついてきた。
「すいませーん!」と言うが早いか、ノーリード犬を持っていたリードでバシバシ叩きはじめた。
ソレでもノーリード犬はまたボイスに吠えかかろうとするので、「他人の犬だがイイヤ」と思い、またしても仁王立ちになって、「イケナイ!!」と一喝。
ノーリード犬、静かになる。

飼い主さんが、「こんな時、犬はどうしたら良いんですか?叩いたらいけないんですか?」と聞くので、
「叩かないで、クビの後ろの皮を掴んで押さえ込んでください」と答える。
飼い主さんに押さえ込んで貰っている間に、とっとと現場を離れる。

躾できてない犬をノーリードにするなんてモッテノホカである(躾できていてもダメだけど)

帰り道、畑作業のオジサンが「その犬はいつ見ても大人しいねえ」と声を掛けてくる。
「大人しいですよ」と答えると触りたそうになさっているので、「ドウゾ」と撫でさせる。
ボイちゃんは、知らないオジサンに撫でられてゴキゲン。

夜、税理士さんが来て、我が家の窮状に対する会議となる。
来年度はかなり厳しい緊縮財政となる。
でも、頑張る。