山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

イノシシ事件反省会

なんでつまり、有り体に言ってしまえば、例のイノシシ事件(2000年1月30日の昼間、ワシとボイスが散歩中にばったりとイノシシと遭遇。「山の奥に追い払えばいいか」と考えたワシがボイスのリードを外し、「行け!」と言うが早いかボイスがイノシシを追いかけて瞬殺してしまった事件があった。詳細はhttp://www5a.biglobe.ne.jp/?mikabo/b_s6.htmlにて)
の直後からワシは、「実はボイスはワシを助けたんじゃない」と思っている。
なんで、例のトリビアの実験にしても、「アレは犬が飼い主を守ったドウかっつーのはかなり疑わしい」と思っている。

つまり、「飼い主を置いて逃げた犬」は実は「アルファが入っているのではないか?」という事をワシは疑っているのだ。
「飼い主より自分(犬)が偉いから、敵に襲われたらまず自分が逃げる」という行動をとってしまうという事に他ならないのではないか?(>飼い主置き去り自分だけ逃走犬の行動理由)と疑っているという事。

なので、その証拠に、「ウチの犬は弱虫でー」とか言っている飼い主さんの愛犬の方が、雄々しくもクマ(の着ぐるみ)と堂々タイマン勝負で戦っていたではないか。
自分の愛犬が普段、弱虫や甘えん坊に見えていたら、それはきっと、「飼い犬自身が自分を守ってもらえる&命を預けるに足る飼い主として認めている=飼い主をご主人様として認めている」と言うことなのではないか?と思った次第。

なのでボイスの場合も、散歩中、クマと出くわしたなら「古い血が騒いでクマと戦うかも」しれないが、「ワシからの命令」があった方がもっと確実だろうなorz(イノシシの時もそうだったので)
あの(イノシシ事件)時も、イノシシの後を追おうとするボイスは止められない事はなかった。
その証拠に、イノシシが逃げた途端、ボイスが追おうとしたので、咄嗟に思わずボイスを落ち着かせる為に「オスワリ!」と命令したのよね。
すると「ビシイィィイッ!!」って音が出るくらい、ビシッとオスワリを決めてくれたのよ。
で、「お、こんな事態でもちゃんと命令を聞くんだな」と感心して、「じゃあ、今、放しても呼べば帰ってくるな」と確信したので、「マテ」と命令してボイスのリードを外し、「行け!」とイノシシを追わせたのよねえ…

…イノシシさん、ゴメンナサイ…
まさか、本当に仕留めちゃうとは思っていなかったのよ(普段は甘えん坊な日なたぼっこ犬なもんで)