山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「荊の城」上下巻

ワシはたまにAmazonで中古本やCDを買うのを楽しみとしております。
しかも本体の値段が0円とか1円のものを買うんですねw
送料だけで、そこそこ知られた作品が、中古とは言え、結構きれいな状態で買えるのでなかなか楽しいですよ。

で。今月買いましたのはイギリスのミステリー作家サラ・ウォーターズの作品、「荊の城」上下巻であります。
日本では「このミステリがすごい!2005年」では第一位。
イギリスでは初版が出版された2002年にCWA(英国推理作家協会)最優秀歴史ミステリ長編賞(ヒストリカルダガー)を受賞し。
先日、ワシが見て「面白い!」と大騒ぎしたパク・チャヌク監督作品、韓国映画『お嬢さん』の原作であります。

この原作では物語の舞台がビクトリア朝時代(ヴィクトリア女王がイギリスを統治していた1837年から1901年の期間を指す)でして。
当時の風習にならって、この作品中でも、赤ん坊を静かにさせるために、スプーンでジン(アルコール)をぐいぐい飲ませます。
ドラマ「リッパー・ストリート」や「シャーロック・ホームズの冒険」を見てた人には慣れた世界観かも。
ワシが夏に久留米まで見に出かけた「ラファエル前派」という絵画芸術活動もまさにこの時代のものですね。
まだ読み始めたばかりですが、結構、グイグイ進んでおりますw