山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

そのまま「ぼっけえ、きょうてえ」になだれ込む

ネットのお友達が「オーディションは怖くてまだ見たことがない。ぼっけえ、きょうてえだけでも痛くて怖かったし」とおっしゃってたので。
「あ、そういえばワシ。ぼっけえ、きょうてえ見てないな。原作読んだのに」
と思いまして。
「じゃあ見てみっか」と重い腰を上げてみました。

映画「インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ」(2005年 三池崇史監督 工藤夕貴主演)

確か、撮影時の三池監督のインタビューを映画秘宝で読んだことがありまして。
「面白そうだな」と思ったものの、見るチャンスになかなか恵まれなくて今に至ってましたのw

もともとこの作品は、アメリカのケーブルテレビ用単発TVドラマ(「マスターズ・オブ・ホラー」というシリーズ物の中の一編)として制作されたんですよね。
※しかしこの作品、あまりにも内容がインモラル&不謹慎&残酷描写の連続で、規制がゆるいケーブルテレビという場であっても、全米公開はできなかったらしいですね。でもイギリスでは公開されたそうで。基準がよくわからない(夫が妻に対して行う激しいDVシーンがまずかったか?とワシは想像する)

出演はほとんど日本人俳優(狂言回しの男性だけが白人)による明治?の遊郭が舞台になった物語です。
異様なのが、出演者全員英語で喋ってまして(アメリカのケーブルテレビ用ドラマなんだから、当然といえば当然)
それもかなりキツイ日本語訛りの英語でして…これもまた映画の世界観に不気味さをプラスしております。

ネットのお友達に聞いてて知ってましたが、原作者の「しまんこねえさん」事、岩井志麻子先生が「女郎にお仕置きする係」として堂々劇中に登場してまして、かなり喜々として女郎を責め苛む演技をやっててびっくり&爆笑しました。


※しまんこねえさん、素敵ーー(*´ω`*)

https://www.youtube.com/watch?v=qp7JWZ28p1w
こちらで映画の冒頭部分が見られます。よかったら…どうぞ(字幕なし)

んで。ワシの「インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ」を見た感想は…
「オーディションの方が確実数倍怖い」です。
ていうか、映画より、この映画で主演してた工藤夕貴が。この映画撮影当時はまだ「普通の顔」だったのに、後々整形のし過ぎで誰だかわからない顔になってしまった現実の方がよほど怖いです(´;ω;`)

「怖い映画好き」ならもし未見なら。是非とも映画「オーディション」…お試しください…(´∀`*)ウフフ