山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「アリータ バトル・エンジェル」

「映画を見に行こうかな」と年末に社割の映画チケット買ってたのに、なかなか見に行きたい映画がなくて。
チケットの期限は5月いっぱいまででしたしw
「このままでは5月になってしまぞ!!」って事で。
「じゃあ、アリータでも見に行きましょう」って事で、弐号機と出かけてきました↓



監督はロバート・ロドリゲス(ワシの大好きな「デスペラード」や「シン・シティ」の監督)
脚本はジェームズ・キャメロン(「エイリアン2」、「ターミネーター」、「タイタニック」「アバター」の監督)
原作は日本の漫画「銃夢(がんむ)」って事で。
「そりゃあ面白いに決まっとろうもん」って事でコレを見ることに決めたんですけど。

なんと普通の2D字幕版は朝と夜しか上映されてなくて(^_^;)
3D吹替版が一日中上映されているんですよ。
「って事は3D版がおすすめってことかしら?」とプラス400円で立体視できるメガネを買って3D版を見ました。その結果は…

「な、なんか3Dって微妙じゃない?」(;´Д`)でしたとさw
3Dと言ったところで、別に飛び出して見えるわけでなし。
なんとなく、平べったいものが立て看板状態で切り抜いて、奥行きがあるように見えているって感じで、パッとはしませんわなあ…
それになんだか画面が暗い。
手前のものがピンぼけになってて変な感じがします。
「うん、わかった。もう3D映画は見ないぞw」心に決めました(゚∀゚)アヒャ

お話の中身は。
イカニモ漫画原作って感じで、実際、主人公は少女だし。その初恋が主軸になってたりして。お話は子供向けというか、青少年向けって感じですがこの映画、PG12なんですよね。
※PG-12 (Parental Guidance)
小学生以下のお子様が視聴する際、保護者の助言・指導が必要。鑑賞する際にはなるべく保護者同伴をオススメする作品です。小学生以下のお子様にとっては不適切な表現が一部含まれています。が、あくまで「助言・指導が必要」であるため、子供が見てはいけない、というわけではありません。


映画中にグラディエーター様式の殺人ゲームが出てくるので、その暴力表現に対してのこの措置なんでしょうけど。
でも、ロドリゲスとキャメロンから暴力表現を取り除いたらナニが残るの!?って感じで( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

いわゆるサイバーパンクな世界観をバトルアクションで見せる映画で。
なによりその表現が。
「実写映画だけど、主人公はCG」というのが新しかったですね。
予告で見たときは、目が異様に大きくて、「うわ、きっしょ!(気色悪い)」と思ったのですが。
恐ろしいことにコレにはすぐに目がなれてしまって、なんと言うことでしょう。主人公のアリータがすごく魅力的に可愛らしく見えてくるんですね。
コレには驚きました。

もちろん、主人公はCGとはいえ、「主演の女優さん」というのがちゃんと居て、彼女の細かい演技の一挙手一投足、その表情をすべてデータ化して、それをCGに落とし込んでいるのだから、当然、演技が生々しくもちゃんとしてるわけでして。
そのあたり、アンディ・サーキスが「ロード・オブ・ザ・リング」で演じたスメアゴルを思い出させます。

映画としてもどんどん尻上がりに表現が強くなっていくので、「おお、この調子でどこまで行くんだろう?」とドキドキしてたら。
まさかの「第一章終わり」って感じの終わり方でw
「なんだーいITと同じかーい」と思いました(が、続きが楽しみ)

ロドリゲスとキャメロンがキャッキャと楽しそうに映画を作っているのが伺える作品でした。