山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「亀は意外と速く泳ぐ」

Netflixやめちゃったんですけど…全然困ってないですなw
ていうか。Netflixのドラマって基本、ポリコレに準じた作りになっているので、見てて「いやそんな馬鹿な」みたいな設定が多くて。
見ててモヤモヤしちゃうんですね。
意識高い市民の理想郷みたいな世界観&環境ですけど、ワシの目には酷いディストピアか狂気の妄想世界に見えまする。

ま、ネトフリの悪口はコレくらいにしておいてー。
相変わらずGyaO見ているんですけど。
たまたま見た映画が面白かったんでここにメモっときますねφ(゚▽゚*)メモメモ(*゚▽゚)ノ□ペタッ

「亀は意外と速く泳ぐ」(2005年 上野樹里主演 三木聡監督)

これがまあ、箱庭みたいな可愛いカラフルな不条理な世界で繰り広げられる変なユーモアのあるお話で。
世界観として一番近い映画はフランス映画の「アメリ」だと思いました。

夫が海外に単身赴任している平凡な主婦「すずめ」がペットの亀を世話しているうちに奇妙な町の人達と知り合い、何故かスパイに就職してしまい、挙げ句スパイとしての訓練を受けることになる_という話です。

ここでワシが「あるええええ??」と思ったのはこの主人公「すずめ」のキャラクター造形でして。
この「すずめ」には同じ産院で同じ日に生まれた親友の「くじゃく」という女の子が居まして。
この蒼井優演じる「くじゃく」という子がはちゃめちゃな女性で、でも何でも出来て実行力もあって「すずめ」は「くじゃく」に何一つ勝つことが出来ないんですよ。
それで、彼女に何かしらの形で一回は勝ちたいと思った「すずめ」が努力して「北風が吹いてくる扇風機」を発明し、そこそこ売れて儲かっちゃうってエピソードが出てくるんですね…

…なんだこの既視感wつい最近までやってた狂気を感じる朝ドラのヒロインと妙に符合しているんだけど何だこれはw

でもこの映画の「すずめ」にはあまり狂気は感じられません。むしろ実家の父と本気で相撲対決したりしていい子です。
親友の「くじゃく」も「すずめ」を思って命がけのことをやったりするので、むしろ好印象(ワシは蒼井優という女優さんがむしろ嫌いなんだがこの映画ではとても好きだ)



あと、特筆すべきはこの映画でのふせえりという女優さんが素敵なんだよー。
当然、以前から知っている女優さんでしたが、彼女、基本なんか変な役が多いじゃないですかw
もちろん、この映画でも変な役なんですが。
佇まいが妙にかっこいいのよ。パリジェンヌみたいw
そこもちょっと「アメリ」っぽさを感じる原因かもですね。


※なんかミレーユ・ダルクぽくなあい?えええ?違ううううう???えええええええ