山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「時には娼婦のように」

昔々、昭和の頃にこんな歌がはやりましたよ↓

俳優の黒沢年男が歌ってました(そんなに上手くはない)

今の今まで知らなかったんですが、これは吉田拓郎なかにし礼に依頼して、作詞作曲歌唱させた曲だったんですね。

 

非常にショッキングな歌詞で、当時、女子高生だったワシは

「こんなん二人だけの時に相手に言えば良いことなのになんで歌にするんだよミットモナイ」

と思ってましたw

 

そしたらですねw

当時、この歌をもとにして作られた映画(日活ロマンポルノ)がありまして。

なんとそれが今、GYAOで無料配信されているんですよw

しかも主演はなかにし礼、ご本人!Σ(゚∀゚ノ)ノキャー

脚本もなかにし礼ご本人です。

 

まあ、この「時には娼婦のように」という歌もアレですけど、その歌を元にした映画もなかなか「なんとなくクリスタル」と申しましょうかw

都会の「翔んでる男女」のおしゃれな恋愛模様みたいな内容なんですけどね。

実に当時(1978年)の時代の空気を感じるものでした。

 

翔んでるシティのおしゃれな男女は、浮草稼業みたいな仕事で糊口をしのぎつつ(男はエロ小説の翻訳家、女はヌードモデル)

男は持病の心臓の発作に怯えつつ、それでも女の悶えている姿が見たいので、無茶な要求をしたりする子供っぽい男です。

その男がある日、公園で雨に濡れながらギターを爪弾いて歌っている気が違っている少女を拾って家に連れて帰ってきちゃうんですね(犬猫じゃあるまいし)

 

ところがですね、この「拾った少女」役の女優、がキャストを見てワシはひっくり返しました↓

「え!?越美晴ってあのコシミハルですかい!?」とね(;^ω^)

だって、あまりにもワシが知っているコシミハルと顔が違うw芸風が違う。

ワシが知っている越美晴(現・コシミハル)はこんな人で、シンガーです↓

1980年代から某大物ミュージシャンの愛人という噂もあり、昔、雑誌annanに取り上げられた時もドレッサーの上にでっかいディルドが飾ってあったので、当時の読者がドン引きしたという伝説もある女性ですね。

 

当時のワシは「まあ、愛人稼業やってるならそういうものも飾っているやろ」程度にしか思わなかったんですけど。

そっかー十代で日活ロマンポルノに出てたんだー。

確か当時、NHKの週末の若者向け音楽番組「レッツゴーヤング」でも準レギュラーだった記憶があるんですけどね。

 

あ!映画はね、若いなかにし礼が立ち振舞とか気取った表情が、スピードワゴン小沢↓にそっくりで、そのせいで気が散って仕方なかったです。

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