山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「FooL on CooL Generation」レビュー

ま、かように映画「フリクリ オルタナ」は、脚本がダメダメ演出もメタメタなアニメではございましたが。
本当にサントラが素晴らしいんですのよ。
再録された曲の、そのどれもが素晴らしい。
もともと楽曲がいいんだから素晴らしいのは当然としても、エイベックス期にリリースされた再録盤とは趣が全然違いますね。
テンポが早くなっているわけでもないのに、圧倒的なドライブ感で聞くものを圧倒する「Freebee Honey
コーラスのアレンジが楽しくなった「LITTLE BUSTERS」
より陰影が濃くなった「昇らない太陽」などなど、新しい息吹を与えられて、過去の楽曲がキラキラと光っております。

これはねー。映画と切り離して評価されるべきロックアルバムですよ。
2000年代前後のピロウズのやってきたことがひと目で見渡せるアルバムになっております。
「これはピロウズの名刺代わりになるアルバムだなあ」と感心していたのですが。

その気はピロウズ的にはゼロらしくw
昨日行われたBAY CAMPという野外フェスで演奏された曲は、今度出る「REBROADCAST」からの一番、聞いてて微妙な気分になる「ニンゲンドモ」とかだったりして…

「うーむ、ピロウズの考えていることがよくわからない」(^_^;)な気分になるワシでありますw
せっかくサントラ盤も売れているんだし、「Star overhead」とか「Spiky seeds」を演奏したらいいのに(どうせピロウズのこともよく知らないお客さんが大多数なフェスなんだし)とか思ったんですけどねえ。
どうもピロウズ的にはそうじゃないようですねえ。

ていうか、ワシが聞きたいのよねえ生でこの二曲…