すごいな、昨日、書きたいこと全部書いたらスッキリしてレビュー書きたいって気持ちが盛り上がってきましたよ!!
すごいな、だからこそワシはこのブログを書き続けているんですね。
自分の気持ちと向き合って分析するために。コレはいい心のリハビリだ。みんなブログ、書こうず(^ω^)
さて、では。問題作「REBROADCAST」のレビュー参る。
このアルバム、まず言いたいことは。
「今まで出たどのアルバムにも似てない」ってことですよ。問題作と言いたくなる所以は。
曲順がまず、変。変て言い方はアレだけど、「ピロウズらしくない曲順」という事です。
コレは「RUNNERS HIGH」で最終曲が「確かめに行こう」だった時だって感じたことはなかった種類の違和感です(ていうか、「確かめに行こう」が最終曲だった時の衝撃は、感動のあまり滂沱の涙を流したワシ)
01.「Rebroadcast」
この曲が本当に素晴らしい。
ピロウズらしい「さわお節」が満載です。ホーンの入り方とかもう、満点!百点満点!!
みんなでシンガロングして踊り狂いたい一曲。
「なんでコレが一曲目なのおお?もったいないじゃないー?ええ??もったいなく無いのおお??本当にいいいいいい??これ、ラストを飾る曲でよくないあい??ええ??本当に一曲目で大丈夫ぅ????」
と目を白黒させる一曲です。
本当に素晴らしい、ピロウズという装置が順調にエンジン全開でフルスロットルで走ってます。
30周年を大いにお祝いしたいアンセムになってます。なんでこの曲を推さないんだろうー?不思議よねえ??
02.「Binary Star」
「スキムヘブン」の進化系?みたいな一曲。
おじさんになって図々しくなった印象(失敬)
03.「ニンゲンドモ」
大問題作。POPな楽曲に乗せてルー・リードを気取って自分の等身大のみっともなさを最大限に見せつけてくる山中さわお。
コレを受け入れられるかどうかでこの曲の評価は分かれると思います。
「ピロウズを好きならその火を飛び越えてコッチにこい!!」な一曲wという捉え方ですワシは。
もう受け入れているからねワシは。全然オッケーよ。世間の理解は求められないだろうけど。
「お願いだからあんまり運ちゃんとか店員とかに喧嘩を売らないで…」と願うワシがいる(喧嘩を売らなくなったらそれは山中さわおではなくなるんだろうけど ほら、似たようなタイプが相手だと暴力事件に発展しかねないから)
04.「ぼくのともだち」
なんかしみじみと「さわお、こんなことまで歌にせずにはいられないんだなあ」とナチュラル・ボーン・トゥ・ソングライターぶりに思いを馳せる一曲。
幼なじみで二人でギターを鳴らして「音楽」という羅針盤を片手に北海道の田舎から出てきた音楽的盟友岩田ハーミットこうじさんへの思いを歌い上げる一曲なのですが。
聞いてる方としては「え??そんなにハーミットさん具合が悪いの?心を閉ざしているの?」と心配してしまうのです。
会場限定シングルとしてリリースされた曲ですが、まさかこの曲がアルバム入りするとはねえ…(どちらかと言うと、とても個人的な曲なのでライブでもそうやたらと演奏される曲ではないんだろうなと勝手に思ってたので)
このシングルに一緒に入ってた「ガラテア」って曲がワシ、大好きで。
多分、この「ガラテア」が少年に向けた曲だとしたら、「今の自分の曲」が「ニンゲンドモ」なんだろうなあと思った次第。
05.「箱庭のアクト」
ピロウズ節満載。物陰に隠れながらも明るい方に憧れてて、一生懸命に光を見ようとしている_という今まで何度も繰り返し歌われたテーマの曲。
「この曲が推されても良かったんじゃなあい?ええっ!?駄目なのお??本当にいいい??」と言いたくなる一曲。
ギターソロが素晴らしいんだよねえ。大好き。
陰キャの中学生にぜひともこの曲を聞かせて励ましてあげたくなる。そんな一曲。
06.「眩しい闇のメロディー」
このアルバムの白眉。ベストトラック。
ミドルテンポのバラードで、ピロウズ最高の暗黒のラブソング「FLAG STAR」への返歌として作られたような印象です。
近年、ピロウズは壮大なスケールを感じさせるような演奏が本当に素晴らしいんだけど、この曲もライブで聞くのが超楽しみ。
映画の主題歌として起用されたのですが曲が良すぎて「映画館に行っちゃおうかな」という気にさせてくれます(*´∀`*)
愛する女性の砕けたかけらを拾い集めて抱きしめたいと願ってた男が今や、「新しい歌をキミと二人で歌おう」って言うんですよ!!もう泣く、絶対。゚(゚´Д`゚)゚。泣く。
さわお、優しいなあ…としみじみと涙目になる一曲。本当に素晴らしい。なんでこの曲が推されないんですか!?推しましょうよ!!!(映画の主題歌になったくらいに推されてるってば)
07.「Bye Bye Me」
「シリアスプラン」の返歌みたいな曲。
酔っ払ってフラフラ踊りたくなる曲。
08.「Stary Fandango」
「Thankyou、My Twilight」や「雨上がりに見た幻」への返歌みたいな一曲。
30周年をお祝いするような曲になるんだろうけど、この陰気さがいかにもピロウズ。
「ファンダンゴ」と言いつつ、「踊りたいだろ」と言いつつ、全然踊れない一曲。重苦しいリズムに乗せてピロウズのキーワードが次々と繰り出されて、様々な今までの楽曲を思い起こしながら、ついでに「僕たちは何かを成し遂げたのかな?」という20周年武道館公演でのさわおのMCを思い出します。
「いやきっと、ピロウズの楽曲は沢山の人達の魂を救い、人生に寄り添ってきたよ、ソレはすごいことだよ」と純粋に褒め称えたくなります。だってそれが事実だから。
09.「BOON BOON ROCK」
「ピロウズの作法」に則ればコレが「アルバム最終曲」な気がしますが、今回はそうじゃない。不思議。
「ノンフィクション」や「ローファイボーイ、ファイターガール」「ブルースドライブ・モンスター」で歌われた「音楽と自分の出会い(ソレによって開ける新しい世界)」「音楽によって救われる魂」みたいな世界観をできるだけ馬鹿っぽく、ノリッノリで歌います。
50歳になっても「吠えるギター、爆音でBOON BOON BOON!」とかサイコーじゃん。もうすぐ58歳のワシだって踊り狂うわこの曲で\(^o^)/
10.「Before going to bed」
実はこの曲がこのアルバム中、一番好きですワシ。「GOOD DREAMS」に入ってた最高に格好いい楽曲「フロンティアーズ」を作ったバンドの正常進化系の一曲て感じがして。
歌詞の世界観はヤンキー世界での「マジ、家族に感謝 仲間に感謝」みたいなものですがw多分、コレが今の山中さわおの本心なんですよね。
歌い方もサンシャイン池崎がチラチラと目の前を横切っていくのですが。
録音が好みなんで文句ないです。