山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「フリクリ オルタナ」の謎

「そう言えば、世間的にはどんな評価なんだろう?」とヤフーの映画レビューを読みに行って思わず後悔しましたな_(:3」∠)_三3ズザザザザーー<そこまでバッシングせんでもー
ま。確かにあの思春期の入り口に立った男の子の葛藤を鮮やかに描いてみせた本家「フリクリ」が好きだったヒトにとっては「オルタナ」はいくら題名で「これはオルタナなんでよ」とエクスキューズされたところで、やはり許せない!!て気分が大きくなっちゃうんでしょうなあ。

だって。「フリクリ オルタナ」の一番近い世界はこれなんですもの↓



あ、でもコレ↑はまだ男女が「好き」て気持ちに向き合っているだけ「オルタナ」よりマシかもw
オルタナでは本編の傍流として主人公の片想いが少しだけ描かれるのですが、なんで好きになったのかが全然描かれない。
のでこのエピソードのオチも「え!?なんで??」という唐突感に満ち溢れてしまうわけですね。
そしてなおかつ、ソレは映画本編の本筋であるところの「主人公と幼馴染の友情」にも出てきてしまうのです。
突如本性を現す幼馴染の姿に「え!?なんで??」とその唐突さに驚かされるし、「二人の関係って??」と物語の迷子になってしまいます。
「せめてワンエピソード割いて幼馴染の物語語ってあげなよ…」と思いつつ最後まで描かれないので本当に投げやりな気分になれます(「本当、もう知らんわあんたら」的な)

この監督、音楽の使い方も下手だけど、音楽がそもそも好きじゃないってか興味がなさそうでしたね。
「じゃあなんでこのフリクリの監督とか引き受けたのよ…?」が最大の謎でした。
そしてこれは断言できる。
「この監督はあそびあそばせの存在を知らないっ!!」


あそびあそばせ 第1話 「等価交換」「チープなスリル」「遊び人」「優しい変態」