山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

撮影監督がエライ

でも「レヴェナント」を見てて気が付きましたね。
監督自身、あの素晴らしいカメラワーク「神の視線」のせいで自分が神様になったつもりになっていたのではないでしょうか?
あのゴミクズを見るような目で「マッドマックス」のキャストやスタッフを見る目つき。
「レヴェナント」を見て理解できました。

「お前がすごいんじゃねえよ、撮影監督がすごいんだよ」
「レヴェナント」の撮影監督は、
エマニュエル・ルベツキって方らしいです。
担当した作品群見てたら、結構見たものが多かったですwワシ、いつの間にか彼の作品に触れてたんですね。
中でも「赤い薔薇ソースの伝説」は大好きで、画面の美しさもとても印象に残ってます。

撮影監督で見る作品を選ぶってのは実はワシがよくやる「次にどの映画を見るか?」の選考基準なんですけど。
今までは圧倒的にこの東西両巨頭二名でしたが↓

・ゴッド宮川(宮川一夫)
・ヴィルモス・スィグモンド

この度、めでたくエマニュエル・ルベツキもリストに入りました。

でも、先日、驚き呆れた篠田正浩監督の「沈黙」もゴッド宮川が撮影だったんですよね…
確かに話はトンチキ加工が激しかったですが、絵面は宗教的なまでに崇高な泰西名画的風格に溢れてて素晴らしかったっすよ…
監督が駄目でも撮影監督が素晴らしかったら最後まで見られるもんなんですなあ。コレは今までに何度も経験した事でしたが。