山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

黒衣の刺客

と、言うわけで。
このシルバーウィーク中、たった一日のお休みでしたので(^_^;)中洲まで映画を見に行ってきました。
久々の中洲大洋映画劇場。「何十年ブリだよー」
思い起こせば、この中洲大洋映画劇場に最後に来たのは多分…「テラコッタ・ウォリア」(1989年 チウ・シントン監督)以来なんじゃまいかw

何の因果か今回見た映画はコチラ→「黒衣の刺客」(2015年 侯孝賢ホウ・シャオシェン監督)

久々の侯孝賢作品。しかも台湾の巨匠・侯孝賢8年ぶりの新作映画、カンヌ映画祭で監督賞受賞となれば、見たくなりますよねえ(*´ω`*)

『黒衣の刺客』予告編60秒 2015年9月12日公開


かつての許嫁を暗殺する命を受けた「隠娘(インニャン)」の悲しい葛藤が、詩情豊かな大自然の風景の中で描かれます。
師匠である女道士さま(この人が素敵なのよ!ダンサーらしいのですが)との軋轢、同時並行で語られる遣唐使の日本人青年(妻夫木聡)の望郷と妻への思い。

娯楽作品ではないので人物の相関関係とか難しいのですが、このリズムの中に身を委ねれば気持ちがいいよお( ˘ω˘ ) スヤァ…←!!!
雲が沸き立つ中、山の峰に一人佇む女道士さまの姿。
このシーンが凄くて、まさにこの場面は「映画の奇跡」ですね。
こんな場面が見たくて、ワシは映画を見続けているのだなあと思った次第です。

と、言うわけでワシは↓
グリーン・デスティニー
テラコッタ・ウォリア
楽園の瑕
・チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
と、武侠映画の名作は制覇した_ような気がします。