山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

唐代伝奇 聶隠娘

「黒衣の刺客」なんか話がよくわからなかったところがあったので、ネットで色々調べて、自己解決いたしました(・ω・)


※このポスターカッコイイな、コレ欲しいわ

「琴を弾いてたおばあさまって女道士さまに似てない?」→双子の姉妹なんですってw(°O°)w
「なんか似ているよね」と思ったらそんな理由だったか…
だから女道士さまは「情を捨てよ」と隠娘に言い続けてたのね。
暗殺の標的である田(チャン・チェン←ワシ、ダイスキー)は女道士さまにとっても「叔母と甥」の関係であったのか。
世の平安を保つためには自分の甥である田すら暗殺せよと平気で命令が下せる女道士さま。しかもそれに実際に手を下させるのは自分の姪でもある隠娘(暗殺の標的の田と隠娘はいとこ同士の許嫁だった)だし。
なんとまあ「非常のライセンス」←古い

「なんで隠娘はいきなり女道士さまに身を預けられる事になったんだ?」→婚約解消になった10歳の時に、新たに許嫁になった娘の家に忍び込んで危うく殺されるところだったから
字幕でもその経緯は語られていたけど、「なんで女道士さまに?腐った精神をたたき直すって事?」とか思ったけど、結局、隠娘は殺人マシーンになるわけでして…
新しく許嫁になった娘を殺そうとしてたその根性を見込まれて刺客候補生として預けられたってことなのか?
しかも田の正妻(隠娘が子供の時に仕留め損なった相手)も只者じゃない感じで。
殺人のトレーニングも受けてたようだし、式神の打ち方もちゃんと知ってたし。
なんなんだこの「女闘美(めとび)=女性同士のキャットファイトの事」の世界観!

「そもそも仮面の女刺客って誰だったの?」→田の正妻(3人の子持ち)と同じ人が演じているらしい&でも原作にも出てくる謎の人物らしい←ここに一番びっくりしましたw
「田の正妻ってなんか不気味」→田自身も殺人のトレーニングを受けて育った正妻をなんとなく疎んじている だからこそ側室との間に子ができていたらしい←映画中ではそこまで語られないw


※元許嫁も現正妻も殺人マシーン、悩みが深い田さん(左)

多分、原作を読んでいれば色々わかってもっと面白かったんでしょうが。
と思って原作を調べてみたら、大筋の話は一緒だけどあらすじがなんとなく違うw↓

「唐代伝奇 聶隠娘」

女道士さまが「旅の尼僧」になっているし。
鏡磨がきの青年(遣唐使 日本に帰りたがっている)とそんな事になってたなんてw
しかも原作の方が話が断然面白そうだ!<失敬


※ひょっとしたら侯孝賢、映画作るのめっちゃ下手なんかも…
場面場面はいいんだけどねえ…