山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ストレンジカメレオン母娘

先日、テレビでワシの鬼門映画「時をかける少女」(アニメ)の放映が有りまして。
弐号機ちゃんが、「うわー、楽しみ!細田守の映画って女は糞みたいだけど、少年が可愛いんだよね」とか言いながら放送を楽しみにしておりましたよ。

…実はワシはこの映画のせいで、数年間、新作映画が見られなくなってしまっててですね…
立ち直るのにしばらくかかったんですよ。
本当にそれこそ、先日の「マッドマックス 怒りのデスロード」でようやく完全復活できたと申しましょうか。
「映画が好きだなあ!」と言う気持ちを、久しぶりに取り戻せたんですよ。

この「時をかける少女」アニメに関しましては…
あまりにも自分自身と世間の評価がかけ離れすぎてて。
「この映画を絶賛する人が多い世の中ってすごくコワイ(理解できない)」と思いつつ、自身のストレンジカメレオンっぷりに嫌気が差してしまいましてw

一時期は、古い映画しか見ないようになってしまっていたのです。

細部に至るまで糞中の糞。
男の造形も女の造形も。
全てが頭のなかでこさえた実感の伴わない、リアルさのかけらもない、絵空事と記号の羅列。
だから全てが上っ面で、心に迫ってくるものが何一つ無い、ひどい映画でした。

もしもこの映画に褒めるべき部分があるとすれば…ワシの気持ちを本気で傷つけたって部分でしょうかねw

「全ては上っ面でOK」と言わんばかりの映画で、心底胸糞が悪くなる映画でした。

ま、それを弐号機ちゃんが見てたので。
「あ、どうだったんだろう?」と尋ねてみますと…(^_^;)

「あのね、ものすごく傷ついたの…」と弐号機ちゃん。
「世間のみんなはすごく盛り上がってて、うお〜キュンキュンするーとか言っているけど、私は始まってものの10分位ですごく冷めてしまって、何だこの話、馬鹿か?って思っちゃって。そう思っている感じている自分が悪いような気がしてきて、怖くなってしまったの。世間の人は本気でアレをいい映画だ、感動した!って思っているものなの??」
とか言うですよ…

おお、ストレンジカメレオンの娘よ、お前もか…(´・ω・`)

ワシもせめて、「アリもしない高校時代の三角関係の夢でも見てキュンキュンしてみるかー」と軽い気持ちで見て大怪我をおってしまったので、その気持はすごくよく分かるよw

最後にワシのこの映画のレビューでも載せておきますね(´・ω・`)つ

IQが異様に低い『ドニー・ダーコ

せめて、ワクワクドキドキ、キュンキュン切ない気分になろうと思ってみたのに、そんな気分がみじんもナイ映画だった。

というか、なんでチアキが好きになったの?どーしてケイスケじゃだめだったの?? ってか、そんなに何回もやり直してて面白いか?

ワシなんか、ぜーーーったい過去になんか戻りたくない。 いつも「今が一番良い」から。 高校時代のありもしない記憶=「ドリカム三角関係」に憧れるチョいノスタルジックでセンチメンタルな気分♪が、さっぱり理解出来ないのだ。

人が人を好きになるのが全然描けていない、ダメ男が作ったダメ映画の極地。 記号だらけのキャラクター。 チョい悪だけど髪が赤くて男前。 オッパイが大きいのに頭の中身は小学校低学年男児並み。野球ごっこなんかに夢中になるバカ女。 ボランティア部に在籍する心優しい医者の息子。

___なんでチョイ悪同級生&頭の弱い女子と野球ごっこなんかやってんのよ。 普通に健康で心優しい優秀な生徒はこんな野球ごっこなんか熱心にやりません。