山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ハリセン人を待ちながら

先日、イタリアンレストランに並んで入店待ちしてた時のこと。
前のグループの男性がずーっと大声で喋ってらしてですね(^o^;)
別に聞きたくもないのに、その話の内容が全部筒抜けの丸聞こえだったんです。
その話の内容が全然面白くなくて(苦笑)
「こんなオチも無いような話を大声で延々話されて、それに相槌を打たなきゃいけない家族は大変だ」(´・ω・`)
と思いつつ入店してたのですが。

その数日後。
突然、初号機が、
「レストランで隣になってた家族がいたじゃん」とか言い出して。
「あー。列で前に並んでた人たちね」と返事すると、
「あそこの一家の会話が大声のせいで丸聞こえで、しかもそれが本当にどうでもいい話で、あの男の人が一人で盛り上がりもオチもないような話をずーっと喋ってて、いくら家族でもそれを大声で延々と聞かされるのは苦痛だろうなあと同情したわ」
とか言うですよ(^_^;)
いやはや。確かに母はまるっとそれに同意よw

「昨日の交通渋滞がすごかった」て話しと「昨日のランチに入ったお店がお得だった」て話の内容だったんですけど、「いやもうすごくてさあ!」てだけでどれだけ長い渋滞だったかとか、どこからどこまで渋滞してたとか肝心な部分が語られないんですね。
「とにかくすごい」だけでどうも今ひとつ、伝わらない…
「お得だったランチ」の話も「なんか肉料理で〜うまくて〜〜」ととても漠然としてて、何料理だったのか?そもそもなんの肉だったか??もよくわからない。
「でも、美味しかった」そうで。
「おお、共感してあげたいが心の拠り所が見当たらない…」な気持ちになってました。
いや、他人であるワシが共感してあげる必要は無いんですけど、ほら、聞いちゃっているし(^_^;)

ま。そこの家族の人たちは日常的にそんな話に慣れているらしくて?
ろくすっぽ返事もせずに、「ふーん」「へー」と適当に受け流して延々とその男の人一人に喋らせてたんですけどねw
「おお、達人の受け流し技」w(°O°)w
コレは見習うべき技かもしれません(普通の知り合い相手にやったら殴られるかもだが)

で。うちの弐号機とか。
「ひたすらボケていたい性格」なんですね。
実はワシもそうでして。

本当は一人で延々とボケていたいんです。
そして誰かに鮮やかに鋭く突っ込んで欲しい。「ツッコミ待ち」な性格なんです。

弐号機はワシに似たのか学校でもそんな感じらしく。
担任の先生に「もっとまじめにしなさい!」「ちゃんとして!!」「なんでそんなに笑われたいの?」とか言われている様子。
先生、この子は「ツッコミ」を待っているんです…
「誰かを笑わせたい」という強烈な衝動を抱えつつ、いつかやってくる、自分のボケを的確に受けて鋭く気持ちのよいツッコミを鮮やかに入れてくれるハリセンのような人を待ちわびているんですよ…
ワシは弐号機の気持ちがよくわかります。
(ワシの場合、一人でボケて一人で突っ込んでいるという淋しい熱帯魚になっているから)