山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ゴーストが囁く

ニュース映像を見てて、初号機がこんな事を言いました。
「わたし、お母さんにこんな事言われたら離れることができなくなる」
つまり、コレはこのニュースを見ての発言でした↓

「大好きだよ」瓦礫に母残し4年 19歳が誓った言葉

問題の箇所はこちら↓

しばらく流された後、私は運良く瓦礫(がれき)の山の上に流れ着きました。その時、足下から私の名前を呼ぶ声が聞こえ、かき分けて見てみると釘や木が刺さり足は折れ変わり果てた母の姿がありました。右足が挟まって抜けず、瓦礫をよけようと頑張りましたが私一人にはどうにもならないほどの重さ、大きさでした。母のことを助けたいけれど、ここに居たら私も流されて死んでしまう。「行かないで」という母に私は「ありがとう、大好きだよ」と伝え、近くにあった小学校へと泳いで渡り、一夜を明かしました。

ワシは生中継で見てたのでその時も「ザリッ」とした違和感を感じたのですが、
「ま、まあ、ひとさまんちの事だし、親子関係がどうだったとかあまり詮索しないほうがいいのかなこの場合…」(◎_◎;)

と、ぬるくスルーしてたんですね。
果たして母親という生き物が我が子に向かって本当にそんな事を言うでしょうか?
極限状態で判断力がおかしくなっていたから仕方ないとか?

まあ、本当にそういう発言をする母親が居た。として、その事を世間に発表するかしら?(ワシならしない)

とかなんとか考えていたら、弐号機が同じニュースを見てこう言うですよ。
「お母さんにこんな事言われたら、『そうだね、もう一緒にここで死のうね』て思ってお母さんのそばにずっといるなあ」

…そうなんだよね、子供というのはそういういきものなんだよね。
だから母親は未来ある子供を手放さなきゃいけない瞬間というのもあるんですよね。
どんなに辛くて苦しくても、子供に「生きなさい」と命じて追いやらなければいけない事も起きるんですよね。

弐号機に「お母さんはそんな事言わないから安心しなさい。『アッチに行け!お前は生きるのだ!!この場に残ったら母がお前をこの手でコロス!!』て言うよね」と言うと弐号機が、
「いや、この話は、『お母さんという立場の人に言われたら』という仮定の話だからwうちの場合の話じゃないからw」
と笑いながら言うですよ(*´∀`)

「行かないで」と懇願する母。
「ありがとう、大好きだよ」と言って津波の海に飛び込む娘。

…まあ、考えようによっちゃ「この母にしてこの子あり」という気もします。
「変わった親子関係だったのね」(^_^;)
という印象で終わる話ですが、なんとこの話はココでは終わらないのでした。

「不思議なこともあるもんだな。でも、不自然な話の背後にはトンデモナイ事実が隠されているっていうのがワシが人生で得た教訓なんだよね」

と言いつつ。
ワシはワシのゴーストの囁きに従ってちょっと検索してみたら…出るわ出るわ色んな話が…

何故、彼女が「被災地の遺族代表」に選ばれたのか?
そして選んだのは誰なのか??
何故、震災直後には「自宅の屋根の上で2日過ごして救助されました」だった証言が、その後、「泳いで小学校に避難し、そこで一夜過ごして救助されました」という話に変化しているのか?
何故、2013年を境に彼女の顔が別人になってしまっているのか?
プロ小学4年生と同じ臭いがするのは何故なのか?

コレは…掘り起こせば降り起こすほど、オソロシイ事実がゾロゾロ出てきそうで…
彼女の夢は将来ジャーナリストになることらしいですが…こんなに興味深い取材対象は稀有です。

「やっぱりAO入試で有名大学に入った奴は信用ならんなあ」
テレビに向かって確信を深めるのでした。