山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

白髪の効用

いい加減、髪の毛が伸びてきたので鬱陶しくなって切りに出かけてきました。
長さはそうでもないのですが、ボリュームがw
まるでキノコのように左右が膨らんできたのでちゃっちゃと梳いて貰おうと千円カットへ。

千円カットのいいところは「予約なしですぐ切ってもらえる」てところですね。
電話して予約してその時間に美容院に出かけていくという、ただそれだけの事が非常にハードルが高い(^^;)

家の近所でも腕がいい美容師さんを見つけたのに彼女、強烈に売れっ子でして、まず予約が取れないw
ワシの予定に美容師さんの時間が合わせられない。

まあ、腕がいい歯科医(美人で剛腕)だって予約を取ろうとしても2ヶ月はまずとれない(ので、隙間が出来たときに呼んで貰うシステムにしている)というような土地柄なので仕方ないかなあとは思ってますが。

なので、腕のいい理容師さんがいる千円カットのお店は非常に助かるですよ。
千円カットのお店は、この地域にも色々ありますが。
こじゃれた千円カットのお店(そーいうものもあるんですよこれが!)もあるけど、一番腕がいいのが家に一番近い基本的な千円カットの店だった。てのがラッキーでしたね。
買い物のついでにさっと入ってちゃちゃっと切ってもらえる。
カラーリングもパーマも無しなのでこれで十分ですよ(^o^)

お店にはいるとすぐに「どうぞー」と案内され。
「どうなさいます?」と訊かれたので、
「重いので梳いてください。長さはあまり切らなくてもいいです」
と一言言えばしゃっしゃと梳いてくださる。
ああー楽だわw(^O^)

理容師さんがワシの髪の毛を梳きながら、
「お客さん、髪の毛むちゃくちゃ多いですね!」
とびっくりしたようにおっしゃる…
そうなんです。常人の三人分くらいの髪の毛があるんです(印象的に)
これでもね、減ったのよ…(震え声)
髪の毛だって、これでも随分細く柔らかくなったのよ…(再度震え声)
若いころの髪の毛なんて棕櫚箒か針金かって感じだったのでw

理容師さん、どんどん梳いていきながら、
「でもお客さん、白髪ショートってかっこいいっすよね!すごく似合ってますよ」
なんて言ってくださる。

ありがとー(^_^)
時々自分が泉ピン子とか中村メイ子風に見えているんじゃないかとビクビクしているんですけどねw
お褒めいただいてありがたいわ(しかもプロに)

「昔はカラーリングしてたけど、あまりにもしょっちゅう染め直さないといけないのでいやになってやめちゃったのよ」
と言うと、理容師さん、
「でもよく白髪になるまで頑張りましたね」
とおっしゃる。そうなのよ、そこが一番問題。
みなさん「もう白髪でいいやー」とか言いながらも、途中の段階がやはり我慢できなくて染め続けるようです。

そもそも自分が果たしてどのあたりまで白髪が進行しているのか自分でもよくわからないし。
「どうしよう、前半分白で後ろ半分黒とかのツートーン髪の毛だったら…」
とか色々心配しちゃうんですよね(^^;)

ワシの場合は入院したってのが良かったですね。
アレでバリッと短くしちゃって。
染めるのをやめて。
まだらの間はなんとなくキャップをかぶってごまかしてw
半年ぐらいで白髪になりました。

今はまだまだらですが。グレイがかった変わった色になってますw
再来年頃には真っ白になる予定。
髪の色が変わると似合う色が変わってくるし、メイクの仕方も変わりましたね。
最近20数年ぶりで「真っ赤な口紅」とかも買っちゃったですよw
スチールグレイっつーか、シルバーな髪の毛の色にはヌードカラーの口紅が合わないので。

人間というのはどこかでメイクの仕方やファッションの傾向も替えなきゃいけない瞬間がやってくる。
いつまでも若いときのメイクやヘアスタアイル、ファッションのままでいる人ってよく見かけるじゃないですが(悪い意味で)
だから、ワシ自身はこれがいいきっかけになって良かったと思っておりますよ。