山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

春がきた

今朝、いつものようにバトンとランニングに出かけたら、山からコゲラ(キツツキの仲間)が巣穴を開けるために木や竹をつついて音を出すドラミング音が聞こえて来ました。
今ぐらいの時期から初夏まで聞こえてくるんですよね。
ものすごくメカニックな「ココココココココココココッ☆」という軽快な連打音。
最初の頃は何の音かわからず(^_^;)
「山の奥から機械音がしてくる…誰も居ないはずなのに…?」
と恐る恐る裏山を見上げたりしていたのですがw

今は知ってます(さすがに田舎生活も20年近くになればw)
「あれはコゲラ(正しくはキュウシュウコゲラ?) ちっちゃいキツツキ」とね。

家の前の山道を駆け降りて行ったらしたの畑で井戸のボーリングをやってました。
夏の田んぼの水やりのために新しい井戸を掘っている模様。
「そうか冬が終わったんだなあ」
と思いつつ走っていると山からは長く下手くそなウグイスの囀りが聞こえてきます。

「ピーヒョロヒョロ、ホケッキューロヒョロヒョロヒョロヒョロ…」

「うーん、まだまだ」
あと何ヶ月かすれば、山から山へ飛び回りながら山間の集落の上で見事なアリアを聞かせてくれるようになるんですけど、今はまだ。
超初心者(^_^;)ウグイスどもよ歌の練習超がんがれ。

近所の重度身障者授産施設まで走って下りてきたら、工事の人たちが丁度出勤してくるところでした。
施設が古くなってきたので建て替えの真っ最中で。
昔、よく内部を歩いていた建物が粉々に崩されて行っておりました。

この土地に引っ越してきた当初、まだ3歳になったばかりの初号機を連れてここにボランティアに通っていたのも大昔の話になっちゃいましたなあ。
初号機もここの入所者の人たちに大層可愛がられて、なかなかに幸せな幼児時代だったと思います。

冬は長く続いていると思っていたけど。
物事は着実に流れて変わってきているんですね。
春がきたんですね。