山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

がん患者をなめないで

現役がん患者()としては、今朝の「カーネーション」はちょっと厳しかったですねえ。
病院のガン病棟でもみなさん朝の連ドラは楽しみに朝ごはん食べながら見ているんですよねえ…

二人の娘を持つがん患者が「病室に入る時、子供二人が夫の影に隠れて怯えたような目で私を見るんです」というセリフには。
現実にワシが体験したことでもあるので、非常に気持がわかったけど。
その後に続く糸子の「老いるっちゅーのは奇跡を見せられるっちゅーことなんや!」からのセリフがw

なんじゃいー、お前さんは長生きできて現役のデザイナーでひ孫の顔も見られてよかったっちゅー自慢なのかいー。しかも末期がん末期がん連呼するなー!!
感が満載で。思わず画面が見てられなくて目を逸らしてしまいました。
まさか、NHKが自信を持って描こうとしている「最後の一ヶ月で(キャストを替えてまで)やりたかったこと」「糸子が欲しかったもの」ってコレ??
自分大好きの自慢大会だったなんてwヒドイドラマすぎるwこんな糸子、イヤダー。

「なんか戦災孤児のエピソードの糸子とは別人みたい…」(確かに別人なんだけどー)
もしかしたら「歳をとって情け知らずの女になった」ちゅー設定なのかもしれませんが…

今朝のガン病棟の朝食時間はさぞかし冷え冷えとしてたことでしょうな…
朝ごはんを残しちゃう人が多かったとしたらNHKのせいだからな!!!(断言)
脚本家にとっても演出家にとっても、末期がん患者は空想上の生き物で、現実には存在しない(間近に居ない)ってことだけはよくわかりましたよ。

がん患者を舐めんなよ!

そしてその後のあさイチでのゲスト夏木マリのアゲアゲ接待ぶりの痛々しいまでの熱心さにげんなりしつつ。
「ここまで脚本を読み込んでもあの演技しかできないって…(ドンダケアタマガワルインダヨ)」と絶句しつつ静かにチャンネルを替えるワシ。

実況板では「ただいまNHK職員が批判FAXを続々シュレッダー中です」と言われ続けてて大笑い。