山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

カーネーション脱落

ごめん、ワシ、ついに「カーネーション」脱落w
なんかモヤモヤしながら見続けるのもよくないなーと思って(´・ω・`)好きなドラマだったんだけどね、こんな形でサヨナラになるなんてw
ってって。実は単に今朝バタバタしてて「見るのを忘れてた」だけなんスけどねw

…まるで「おひさま」の最後の方と似ている。
この「もーどーだっていいですよね」って感じ。

脚本が以前はまだ見過ごす事ができた部分がもう最近は我慢がならんです。
ワシは…渡辺あやを買いかぶり過ぎてたみたいね…
つまりこの「カーネーション」が3月3日の放送を最後に(いやー3月3日の最終回は素晴らしかったよね!)すべての魔法が解けたみたいに輝きを失って普通のドラマになっちゃったのは多分…尾野真千子によるものだったんだろうな…とどうしても思ってしまいますね。

映画はよく、「監督のものだ」とか言われますけど。
たった一人の俳優が現場の空気を変えて、全体のモチベーションを牽引しながら。そのパワーが作品全体への影響になるって事があるんだなと。
今回の「カーネーション」における尾野真千子のお陰で知ることが出来ました。

この年になっても勉強になるわー。教えられることって多いわー。

そういえば、奈津の病室がカラになってて綺麗に片付けられてて。
ソレを見た夏木糸子が愕然としながら「あふあふあふ」って感じで変な仕草をするシーンがあって。
ワシはてっきりなにかの発作かと思って大笑いしてしまったんですわ…

それはどうやら「病室が片付いている=もう亡くなりになった」って意味の、驚愕&恐怖のシーンだったらしんですけど…
ワシ本気で「この人何をバタ狂っているの??」(熊本弁=意味なく手足をオオゲサにバタバタさせている状態)って思っちゃったんですよね…

このNHKが「最後の一ヶ月で本当に描きたかった事をお見せします」と言ったその真意を見極める能力もワシにはなさそうなので、もう見ないほうがいいかもねー。と思った次第。

そもそも小原糸子の物語がいつの間にか小篠綾子再現ドラマになっているみたいだし。
正直、小篠綾子の実人生なんて朝ドラには向いてませんでしょうに(子どもをほったらかして愛人と20年同棲とか生臭すぎる)
でも夏木糸子は小原糸子の演技もキャラクターもガン無視で小篠綾子の伝記(?)を見せることに一生懸命みたいだから…
コレは抜けて正解っつーか。

コシノ家の人はもう一族でゴッドマザーの再現フィルムでも作ったほうがいいんじゃないかな。
夏木糸子を観るたびに。
「ワシは将来、鬼ババアになるのが夢だけど、夏木糸子みたいにだけはなりたくないわ!」と心底思いましたw
ドラマごときでこんな事を考えるワシの頭がオカシイのかもしれませんが、本当よ。