山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「カーネーション」を繰り返して見ない日

う〜〜む、今日放送分の「カーネーション」がなんかもやもやするオワリ方で…モヤモヤが残る〜〜(ーー;
ワシはこの「カーネーション」、久々にハマったドラマで。
NHK大阪(通称BK)のスタジオ見学にも行っちゃったくらいなのに。
なんで今日のこの放送分、この脚本だったんだろう?

もともと、主人公の幼馴染「勘助」が戦地で心を病んで帰ってきて、「もう自分はイノセントな時代には戻れないのだ」と自分で悟って狂ったみたいに泣き叫ぶという感動のシーンがあってですな。
ソレがきっかけで主人公は勘助の母親と仲違いし(「あんたの強さはうちの子には毒や!近寄らんとって!!」みたい言われる)
そののち、勘助は再び戦地に招集され、すぐに戦死。
勘助の母親は抜け殻になってしまって寝込んでしまう。
数年後、別の幼馴染「奈津」を救出するエピソードで、勘助の母ちゃん(濱田マリ)が「自分でもまだ人の役に立てる」と自信を取り戻し、力強くふたたび生きようとする姿が描かれてて感動のエピソードだったんですね。

そして今日の放送分が。
余命半年と宣告された勘助の母ちゃん。
入院中に待合いのTVで戦争の特集番組を見て、日本軍の残虐行為を知るんですよ。

そこで言うセリフが、「酷い事をやられたと思っていたけど違ったんやな。あの子がやったんや

え?ええ???ソレは違うよ、勘助の母ちゃん!
アレは戦争だったんだよ、勘助ちゃんが万が一、残虐行為に手を染めてたとしても、ソレは戦争だから仕方が無いことであって。
決してソレは罪じゃないよ。戦争だから仕方ないんだよ。
しかも、「やった」って証拠はドコにもない訳で、あわわわわわ…

と、妙に焦るワシ。
糸子、なんか言うたりいなー!!
「戦争やったんや、勘助はなんも悪うない!」とか。でないと、もうすぐ死ぬっちゅー勘助の母ちゃんの魂が救われんやないかーーー。

と、思っているうちにそのまま、涙、涙で番組は終了
「つづく」の文字が虚しいっちゅーか、悲しいっちゅーか。
「それ、ちゃうやろ」感が半端ない…

まあ、糸子の唯一の恋愛エピ、周防の週でも。
「それちゃうやろ。うわー、そんなヒモ男やめとけーー」みたいな気持ち悪さが先に立って。
繰り返して見ることが出来なかったんですが。

うーん、久々に「今日はもう繰り返して見なくていいわ」感が半端無かったですね。
残念無念。
脚本にもうちょっとフォローして欲しかった。