山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

夏休みの理科実験

二号機が、「理科の自由研究をどうしよう」とかワシに言うですよ。
「そうねー、もうすぐカーチャンは入院しちゃうし。なんか手近なところで出来ないかな?」と言うと、
「お母さんがやっている重曹クエン酸で何か出来ないかな?」と言うので、
「じゃあ、カーチャンの洗濯術とお料理でも観察してなさい」と言っておく。

夕方、時間ができたので「よーく見てよ」と言いつつ、リビングの夏用カーペットを洗うワシ。

・まずはカーペット全体をシャワーで濡らしておく。
・洗面器に洗濯洗剤用の計量スプーン一杯の重曹クエン酸の結晶入り容器の蓋に1/3程度の分量のクエン酸を入れてですね。
そこにを注ぐと、「シュワユワワーーー」と炭酸水になります。
・その炭酸水をブラシに取り、汚れの酷いところに擦り付けてゴシゴシと洗ってゆきます。

すごーーい、面白いように汚れが落ちて行く〜〜」と二号機大喜び。
重曹クエン酸で洗えば洗剤いらず!
濯ぎの水も少しで済むし、カーペットとかとことん水を染み込ませちゃうと重くて持ち上がらくなるので、この洗い方はオススメです。

二人ががりで風呂場から北側のウッドデッキにカーペットを持って移動して無事「実験その1」は終了。

続いて「実験その2
赤紫蘇ジュースを作ってみよう!

赤紫蘇一束(一抱えもある直売所で150円也)をよく洗って、寸胴鍋に沸かしたお湯の中にキッチンバサミで切り刻みながら投入。
・そこにお砂糖500gを入れて20分間煮出す。
・赤紫蘇を引き上げて、一旦、ガラスのコップに「赤紫蘇の煮出し汁」を入れて色を観察させます。

どす黒いような紫色だね」と二号機。
そこでワシ、クエン酸を結晶が入ってた容器の蓋に1/5ほど入れて赤紫蘇の煮出し汁の中に投入。
みるみる色が鮮やかに美しく変化します。
再びガラスのコップにクエン酸投入後の赤紫蘇ジュースを入れて二号機に観察させます。

「わー!鮮やかな真っ赤なワイン色!!」と二号機大喜び。
「コレは赤紫蘇に含まれるアントシアニンクエン酸の酸性が入ることで色が変化したものだよ」と解説。
「実はコレにアルカリ性を入れるとブルーに変化するんだな」
と言うと、「え?じゃあ、重曹いれてみて!」と二号機。

グラスに注ぎ分けた鮮やかな真っ赤なワイン色に変化した赤紫蘇ジュースにひとつまみ、重曹を降り注ぎかき混ぜますと…
みるみる、鮮やかな目にも眩しいブルーに変色してゆきます。

コレで実験はおしまい。
レポートを書かせて感想を書かせて夏休みの宿題が一つ終わりました。

と、その直後。
台所に入った夫が、「なんだこのコップに入った真っ青な汁わぁーーっ!?」
と叫んでおりましたw