山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「HORN,AGAIN」全曲レビュー 2

ローカル番組の「チャートバスターズR!」を見ていたら、ゲストがさわおでした。
このインタビューが素晴らしくてねえ(感心)
「コレは日本中のバスターズに見せてやりたいなあ!」と思うくらいでしたよ。
それはおいおい文字起こしますんで。
昨日の続き参りましょー!

・Give me up!
一曲目から一転してテンポは早くなります。
一曲目が「今のピロウズはこんな気分」という宣言だったとすれば、二曲目は「だから我慢できなくてちょっと走ってみました」という印象です。

ノリノリのロックンロールナンバーで怒りも嘆きも全部飲み込んで涙を振り払ったままピロウズは走ってます。
「なるほど、大阪の事件て相当なトラウマだったんだなあ」
(※OOPARTSツアーの大阪公演二日目での「オレの可愛いバスターズちゃんたちに謝るか出て行くかのどっちかにしろ!」とお客を叱った「さわおの怒り事件」の事)

本来なら、「大したことない」と片付けられそうな事件でも、さわおはやり過ごさない。
スルーしない。
自分が自分であるために敢えて傷つきながらも汚れない道を選ぶんですね。
カッコイイ!!(・∀・)
人を叱るってのは凄く難しい。
だって自分が激しく傷つくからw
自分を大事に可愛がりたい人は叱らないんじゃないですか?
でも、そこで叱らない。自分のモラルを曲げるって事は、自分を壊して失って亡くしていくって事なんですよね(´・ω・`)

自分が自分であるためには自分のモラルを、たとえ血を流しながらでも守らなければならない瞬間て確かにあるんですよ。
怒るべき時には怒る。
それが自分自身を守る唯一にして最高の方法。

そんな大事なことなのに、ノリノリのロックンロールナンバーで言っちゃうってのが。
ピロウズ、カッコイイなあ(・∀・)

・Movement
そしてその疾走感のまま、シングルカットされたMovementへ。
「なんだい、まだ走るのか!?えー。もうワシもその辺走ってきちゃおうかなー」
という気にさせられますw
風を切って走る感覚。
少年時代の自分、今の自分、二重写しにしながらそれでもまだ何かを産み出そうと風を起こして見せる。
「そうそう、ピロウズってこんなバンド!」
さわおさわおであるために。ピロウズピロウズであるために。
二曲目よりもうちょっと「自分」の枠が広がった前向きなバンドソング。
ピロウズはまだ続く!