山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「HORN,AGAIN」全曲レビュー 1

一体、何故彼の口から「チン…!!」なんて言葉が出てきたのかその理由は全く分からないのですが。
かなりの衝撃だった事は確かです。
NHKの生中継で、突然「チン…!!」と叫ぶ40男…正直、危険過ぎる…(ーー;

その証拠に場内が「ええええ!?(な、何を言うつもりださわお!?)」と激しくドヨつきまして思わず失笑が漏れてました。
慌ててその後さわお自身が「今、危なかったな!でも、セーフセーフ」と必死で取り繕ってましたが。
激しい動揺のせいか?その後のトークがもうグダグダでディレクターの出す「あと15秒」のフリップも見てなかったようで、
「まさかココでも痛恨の生中継中断事件が!?」
と一瞬トラウマが蘇りましたが、どうにかこうにかトークを尺に収めて「セーフセーフ!!」とアクションを入れながら無事、生中継は終了。
しかし、さわおは「だ、ダメだぁ??また生中継で失敗してしまったぁ??」と思ったようで完全に落ち込んでしまって顔がうつむいちゃってました。
気の毒すぎるw

さて。発売日一日遅れでタワレコから「HORN,AGAIN」も届いたことですし。
全曲レビュー。即、参る。

・LimpTomorrow
まず、ギターの音が良くてビックリします。
ちょっとオルタナっぽいイントロ。
歌詞の世界観はほぼ第一期の頃と同じ繊細な少年風ですが、音が太くて楽曲の世界観はただ美しいだけではありません。
「なるほど、着実に進化しているだなあ」と感心します。

まだ、変わるかピロウズ
まだ変化するか。

しかし、久しぶりにここまで暗い。暗いけど、<B>この陰気さこそがピロウズの真骨頂!!</B>(・∀・)
繊細な歌詞をふてぶてしい締めくくりと言葉で歌い、太い音で鳴らす。
ゆっくりしたテンポでも揺らしうねり続ける。

エフェクター通さずにアンプ直繋ぎでこんないい音が出るなんて凄い。
ギターの可能性って深いんだなあと素直に感心させられます。

「完結しないまま 欠けたままでいたいのさ」
そうだよ。
ワシだってそう感じているよ。
いつも新しい音で、ワシらを驚かせ。
そしていつも新しく生まれ変わるバンド、ピロウズ
その幕開けに相応しい一曲。
涙を流してても流してないふりをして泣き顔は見せない。