山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

25周年記念シングルに向けて思う

ピロウズの新曲「About a Rock'n'Roll Band」のMVが公開されましたが。
まあ…某板あたりじゃ評判が悪いですな(^_^;)
「25周年記念シングル」という位置づけなんで、ファンとしては「名曲来いー щ(゚O゚щ)カモォォォン」みたいな気分だったんでしょうね。
それが予想に反して(?)軽い感じのロックンロール賛歌が来た。

思い返してみれば、20周年の時は「雨上がりに見た幻」がジャケ写から泣かせにかかってきてたしw
「バンドクロニクル」な「1989」という二大渾身の感動作(個人的に好きかどうかは置いておいて)だったので。
「同じ手は二度使わない」主義な気配のする山中さわおとしては…「感動作はアルバムで。シングルは軽い感じで」というコンセプトがあるような気がします(妄想)

この曲を最初に聞いた時、
「あ、さわお『アバウト・ア・ボーイ』を見たな」
とピンと来ましたわ。

自分が道無き道を切り開いてきた日本語ギターロックの先駆者のひとりとして。
この先、日本語ギターロックを好きで居てくれる人がちゃんと居てくれるように。
この衝動と感動が、次の世代にも受け継がれて欲しいと願う_そんな気持ちを感じましたよ、この新曲には。

だから自分がロックと出会って衝撃を受けて。一生音楽を生業として(たとえ食べていけなくても)生きてゆくと決めた頃の時代。
その時代を生きている今の少年たちに向けて「一緒にこの気持ちを感じて遊ぼうぜ!」と誘っている印象を受けましたよ。
さわおの父性愛」とでも言うのか(^_^;)
MVの撮影では「本当は最前列を中学生ぐらいの少年で集めたかった」そうですが。残念ながら中学生。なかなかライブハウスに来ないし、Tシャツタオルリストバンドの「バスターズの制服」で指定した日に集まれる人材は…多くはなかったでしょうね。

でも公開された映像を見る限り。
20代バスターズ男子ズも頑張ってますよw
盛大にはしゃいで見せている。イイ表情です。
こんな瞬間はバスターズ男子ズの事が、とても羨ましく思えます。