山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

出張一日目 その1

いや、正しくは出張業務は前日から始まっていたのでした(ーー;
仕事中、やたらケータイが鳴るので、「また長女子が腹が痛いとか言っているのか?」と思って電話に出たら、なんと上司。

「あのね、社員証、机に忘れてきちゃったの。明日、空港に社員証持ってきてね」との事。
「はい。わかりました」と返事すると、
「絶対、絶対、持ってきてよね。忘れると、会議場に入れないかもしれないから」
「(自分は忘れてたクセに人にはこう言うんかい)はい、わかってます。空港に必ず、お持ちしますよ」
「本当だよ、忘れないでね?」
「(うっさーいわい!ワシは持ってくるっちゅーたら持ってくるんじゃーい!!)はい、必ず(銀さん風に「オッケー、わが命にかえても」と言いたい気持ちを押さえ込む)」

んで、当日朝。
長女子の弁当と朝ごはんを作り、洗濯機を回して化粧して、次女子を送り出したら長女子と一緒に夫の車で駅までGO!

地下鉄は急に寒くなって着込んだ厚着の乗客のせいで乗り降りに時間がかかり、ダイヤが乱れまくり(ーー;
予定時間よりかなり遅れて空港着。
「早めに家を出てヨカッタ…」と見回すと、上司、まだ来てないし…

社員証を胸の前に掲げて上司を迎えてやろうと思ったのに、他の社員の前で恥をかかせるのは武士の情けで諦めてやるわ!と、普通に迎えてやる親切なワシ(って優しいw)

上司、実に何もしない人で。搭乗手続きも何もかも全部ワシに任せているし、「ワシはお前の秘書ちゃうでー」と思いつつもニコニコと業務をこなすワシ。
搭乗口でも行方不明になった上司を探してカフェを覗いては、「手続き、始まりましたよー!」と声を掛けたり…

ワシは引率の人ですか(ーー;

すると飛行機は乗り遅れの乗客二人を待って20分遅れで出発…
日本の航空会社ってちゃんと迷子の乗客を探し出して席まで連れてくるんだから、たいしたもんだわ。

羽田につくと、上司、
「友達と会うんだっけ?じゃあ、夕方ホテルで待ち合わせな!」ととっとと別れて行く。
お台場に行くそうで。

「ふんじゃ、ワシは早速上野に向かうかのぉ」とモノレールに飛び乗る。
幸いにも快速だ。
9月に会ったばかりの犬友達のSさんMさんと上野でランチなのさ。
せっせとメールを送るワシ。