山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

北欧からのプレゼント?

そう言えば、そんな「国際郵便で海外通販」をしていた時代。
すごーく不可思議な出来事があったのですが、その事を書いてもヨカですか?
そして、読んだ後、ワシのことを軽蔑しないと約束して下さいますか?

まだPCとかインターネットが普及する前の話ですよ。

ヨーロッパ某国のジュエリーブランドが好きで。
いや、正しくはそのブランドが好きなんじゃない。
そこの作家さんが好きで。
「なにか記念品になるようなモノをこの円高がチャンスだから、買っちゃおうかな」と思っていたんですね。
すると、偶然、カード会社が輸入代行業を始めるとかで案内が届きました。

自分で手紙を書いてカタログを取り寄せて注文するのに不安があったので(英語じゃないし)
そのカード会社経由で注文することにしたんですよ。

色々迷って、お値段とデザインを一生懸命見比べて(貧乏性)、純銀製のバングル(いわゆる腕輪=Bangle)を注文したんですね。
注文をカード会社に出して、荷物が届くのを楽しみに待っておりましたら。
注文を出して2ヵ月後?ぐらいに荷物が届きました!

ワクワクしながらパッケージを開きますと、妙に箱が小さいんですね。
「あれ?バングルだからもっとボリュームのある箱で送ってくると思ったのになあ」
と思いつつ、そのブランドの専用箱(金箔の型押しがついた美麗箱)を開けますと、ビロードの専用布にくるまれたジュエリー本体が見えました。

「え?妙に小さすぎないかコレ??」
と恐る恐るビロードの布を開きますと…

__何故かブローチ(Brooch)が鎮座しておりました。

「なんでブローチ?」(ーー;
ワシが注文したのはバングル。
なのに、届いたのはブローチ。
ワシの注文書のコピーもちゃんと同封されていました。
確かに番号と商品名は合ってます。バングルです。
荷物を詰めた人のサインとチェックシートのコピーも同封されておりました。

「商品名も商品番号も違うじゃん…」

どうも荷物をピックアップした人がいい加減な人だったらしく、ぜんぜん違う商品を詰めてワシに送った模様です。
「バングルとブローチって、頭文字がBって以外共通点が見当たらないし…」

値段があまりにも違うので(半貴石つきブローチはバングルの10倍の値段)ドキドキしながら請求書を待っていたのですが。
…実は未だに来ないのです…