山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ゴッド・ファザーつうか、息子が沢山

「早くアマゾンからジョン・ピール・セッションズ届かないかなー?」
と言いつつ、YouTubeでバズコックス(ハワード・デヴォート在籍時代)を聴いて遊んでいたら。
夫が出てきてワシに一言こう言いました↓

「それって、ブラー(blur)?」

いやいや。この「邪悪なミッキー・マウス声」はハワード・デヴォートでしょうよ。
と思いながら。
「コレはハワードが歌っている頃の超初期バズコックスですよ」
とか言っていたのですが。

うーん、コレは殆んどそのままマガジン・プレ期って感じですよね。
このあたりの曲とか「shot by both sides」とかだと、もうグラデーションになっててそのままマガジンのデビューアルバムに繋がっている気がします。

バスコックスから枝分かれして、より洗練されたスタイルで、唯美的に音楽を追求したのがマガジンて事なんだと常々思っています。
ま、当時からすればかなり異色なワケで。
ようやく盛り上がってきたパンクムーヴメントにいきなり「終わり!」とか宣言しちゃうワケですから。

世界中のどの国でも理解されなかった悲劇もやんぬるかな…

「パンクその後」を見据えたマガジンの音楽は、その30年後になってようやく「音楽の主流」となって世界中で花ざかりなワケですが。
なんとも皮肉なことです。

「しかし、夫にはコレがブラーに聞こえるんかい。まあ、似ている所もあるっちゃああるけど、その程度の似方は世界中の今時のロックバンド何処にでも見受けられるものだし…」
とか思っていたら、夫、更に続けて、
「いや、デーモン・アルバーンはしらんけど、ギターのあいつとかぜーったいマガジン好きだと思う!」
と言い募るですよ。
そんな事言うんだったら、ワシだって、
「バーナード・バトラー(スエード)だって絶対マガジン聴いて育ってやがらあ」
って言うぞー。

なーんて思っていたら。
その後ネットをプラプラしてて、デーモン・アルバーンが、
「ブラーのTrouble in the Message Centerという曲はマガジンを意識して作った」
なんて発言を見つけてひっくり返ってしまいました。

確かにこの曲はクリソツだわ。
てか、この曲がきっかけでblurを好きになって、来日公演も見に行ったのよねー。