山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

日本武道館に想う・外観編

今回、日本武道館で行われたピロウズ結成20周年記念916公演。
やっぱり行って良かったですね!
無理して、犬猫夫子供捨てて(スマン)出かけて良かったです。

日本武道館、洋の東西ロックミュージシャン憧れの地。
様々な伝説のコンサートが行われ、その記録も数多く残されている場所。

ですが、ロックのメインストリームが好きじゃない(??;ワシにとっては、「一生足を踏み入れることのない場所」という認識だったんですけどね。
まさか、自分が行くなんてねえ。

「人生は思いがけないことの連続」(byワシ)

その八角形のデザイン、屋根の富士山を思わせる稜線、屋根の上の黄金色に輝く擬宝珠(通称タマネギ)の事など、「知識として」はその姿を知っていた筈なのに…

実際、見ると聞くとじゃ大違いでしたね(^^;
もう、圧倒的に存在感が凄い。
堀口捨巳に猛反対され、一度は撤去も考えたというあの黄金の擬宝珠。
<b>物凄い存在感です</b>

最初、ビルとビルの隙間から見えたんですけどね。
何というか…
何だろうねアレはw

「ザ・日本」

富士の高嶺に日は昇り、仏陀のご加護もあるらしい?<何故疑問形(^^;
みたいな、物凄いデザインですよ。
この瞬間にワシは確信しました。

「山田守、スゲー」<遅

実際、日本武道館の敷地に入って現物を間近で見てみると、その造形は校倉造りを思わせるような、水平のラインが目に涼やかで。
見つめていると目線が水平に左右に誘導されます。
その心理的効果の素晴らしい事。

コンクリートで作ってありながら、なんとも木造の厳かな雰囲気がします(正面からまっつぐに登り詰める大階段などの、神殿とかそういうモノを想起させる記号が多用されているせいか?)

非常に清々しい雰囲気の建造物で、さすが皇居敷地内にあるだけのことはある__と、妙に納得させられるデザインです。
あの擬宝珠もあってこそです。
堀口捨巳、コルビジェに魂を売ったか?
これぞ日本である。天子様のおわす皇居敷地内にあるべきデザインだす<何処の人?

あ。いかん、外観だけで800字も使ってしまった。
しかもこの神聖と感じられる建物の正面に「the pillows LOSTMAN GO TO BUDOKAN」って巨大&立派なサインボードが掲げられているんですよ(涙)