山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

労働CALLING

いや。勿論、格差だって階級だってもともと(イギリスほどじゃないにせよ、この日本にも)あったものなんですがね。
「国民皆中流」なんて昭和元禄幻想以外のなーにものでもない!

でも、この今の「団塊の世代」はおしなべてみんな余裕があって、人生ウハウハ。
それ以外の、「団塊の世代」より若い世代はみんな、生活にも困窮しててキュウキュウという事態がなんともいびつだなあと思ったわけ。

去年までは派遣切りとか言われてましたけど、今年の流行はなんたって「正社員切り」だよな!
使えない社員は退職金も出さずにズバ斬りだぜ!これでこその「国民皆平等である」よな(・∀・)

__なーんて冗談は置いておいて。

そんな中、長女が学校で受験対策として毎日写経のように朝日新聞天声人語を書き写させられているらしいんですがね(受験対策では、それにタイトルをつけて更に自分の論評も添えて書くようになっているらしい)
「母なんか、毎日自分の怒りを確認するためだけのために朝日新聞購読しているっつーのに、それの写経だなんて、因果な事よのぉ」
と同情していたら、数日前、その「写経」のテーマが「派遣村」についての内容のモノだったらしい。

「これにタイトルをつけなさい」がいつもの問題なので、母(ワシ)は長女に問うた。
「君はなんてタイトルをつけたのかな?」

すると、長女すました顔でこう言い放つ↓
<b>「労働CALLING」</b>
http://jp.youtube.com/watch?v=h2Msy57ZPwI

「あっはっはっは!!」
ワシ、思わず爆笑。
「労働CALLING」
これは40歳以上の人なら知っている(でしょう?)クラッシュの名盤「LONDON CALLING」のもじりな怒髪天の新曲タイトルですよよろしくね♪(ちゃんとジャケ写も「LONDON CALLING」のパロディになっている)

本家「LONDON CALLING」の歌詞は以下↓

The ice age is coming, the sun is zooming in
Engines stop running and the wheat is growing thin
A nuclear error, but I have no fear
London is drowning-and I live by the river

氷河期が来る、太陽は肥大化し、
エンジンは止まり、小麦はやせ細る。
原発事故。でもオレは何も怖くない。
ロンドンは沈む、川岸に住むオレもまた

1979年12月、退路のない不況にあえぐロンドンから生まれた叫びです。
日本からはこの2009年1月、「ウンガラガッタ!」が生まれました。