山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ギター、届く

仕事から帰ってきたら、もうギターが届いていました。
「うわ、早いっ!」
落札した翌日にはもう届いちゃったってコトですよ。凄いなあ、トラック便<ソコか!?

まるで棺桶のような箱をベリベリと開けて、中を確認。
梱包のクッション材を除けるとエアパッキンに包まれたハリケーンが「眠れる森の美女」状態で横たわっていましたよ。

「ふむ、思ったよりは綺麗ね、そして立派なギターだわ」
持ってみると、「ん?重い??」
スイッチ類のつまみは本当に元からの作りがチャチで、安っぽいです。
コレはアメリカのギターレビューサイトに書かれていた通りですね。
ボディ本体に気になるような傷はなく、塗装も全然剥がれてはいません。
白いピックガードが所々黄ばんでいます。これは20年も前のギターなんだから当然でしょう。

それとオークションの説明文には書かれてなかったのですが、手にとって間近で見て初めて気がつきました。
「うわ、ワンピースネックだ」
メイプルの木材をそのまま一本丸ごとから削りだして作られたネックです。
なので、指板は張ってありません。
フレットは直接ネック本体に打ち込まれています。
「ボディがズッシリ重いのも、多分、使ってある木材が、バスウッド(今のギターに多く使われている材料)とかでは無いからなのでは?」
と、思うモノの、ボディには塗料が塗られているので詳細は不明。
いずれ分解して中を見る機会があれば、詳しい素性が判明する事でしょう。

ネックの反りは無し(古いギターなのに)
フレットの減りも無し(同上)

とりあえず、チューニングして音を出してみます。
「チョワァーーーーーン」

_________今、青田赤道が通らなかった?orz
見ると、弦高がバラバラでやはり「買ったそのままの状態での演奏は無理」っぽいです。
「やはり、調整に出さなければダメね」

と、なると「あのお方」におすがりしなければならない。
丁度、夏休みの最後の日に長女のトラちゃんを持参して調整して貰っていたので、今ならタイミング的にもなんら問題がない(w)
今なら敷居が全然高くないぞ!

はい、トラちゃんの前オーナー、ギターのリペア職人さん「店長さん」ですよ。
ウチの長女が万が一、高校受験が全滅だったら「無理矢理にでも弟子入りさせて貰って、徒弟修行させる」とワシが勝手に決めていたお方です。
自分で調整や改造が出来れば、それが一番良いのだけれどね(--;