山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「チルソクの夏」観賞の刑

思い出した。
「なんであんなに腹が立ったのか?」の理由の一つに、ワシがせっかくのお休みに他の映画(「独立愚連隊」岡本喜八監督作品)を見ようとしていたら、夫がやってきて、
「そんなん、いつでも見られるんだから、コッチを先に見てよ!」と文句を言うから、しぶしぶ観たって事情もあったんだった。

岡本喜八を途中で中断して、見た映画がクソだったなんてーー。きゃーー☆
時をかける少女」アニメ版への怨みは募る筈だわ。

で、見終わった後、あんまり腹立たしいものだから、夫に八つ当たりしました(当然でしょ)
「もう、なんであんなクソ映画を無理矢理見せるのよー!?なんかワシに怨みでもあるんかー!?ばかたれーー」とね。
すると、夫が言いますには↓
「俺には世間的に、あの映画の異常なまでの評価の高さがどーにもこーにも納得がいかねえ。物語の根幹部分に全然共感出来ないのに、何故、感動する事が出来る。この映画の俺の見方が間違っているのか?いやいや、ミカボが観ても怒りそうだな。ミカボならこの映画を何と観るだろう?そうだ、ミカボの意見を聞いて見よう__と思ったんだな。予想以上に怒ったが」
だ、そうですよorz

あんまり頭に来たので、
「キサマに『チルソクの夏』観賞の刑を申し渡す!絶対、早送りしてはならない。どんなに画面に映っている映像や演出がキモくても、絶対に目をそらしてはならないーー!!」
と、言うと、夫。澄ました顔で、
「『チルソクの夏』はミカボの評価があまりにも低いから、とっくに消しちゃったもんねー。もう、ウチにDVDはナイよ??ん♪」とか言うので、

「バカヤロウ!誰がウチのDVDで観賞しろとか言ったよ!?レンタル屋で正規の値段でレンタルしてきてから、その料金をオマエに請求してやるから、覚悟して待ってろよ!!」
と言ったら、
「ひぃ??、そこまで俺は怨まれている訳ー?」と悲鳴を上げる夫。

___とまあ、ワシの「岡本喜八中断の怨み」はかくも根深いのであった。

それでも怒りが収まらずに、
「どうして男って頭が空っぽなオッパイだけが大きな若い女が好きなのかしら。それ以外の記号って無いのかよ。ブスブスプンプン」と文句を言っていたら、
「お、俺は違うよ?」と夫が言い訳をする。
知っているよー。オマエの趣味は「かなりレアだが、良い趣味」している(笑)