山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「グラストンベリー2005」

グラストンベリー2005」という、毎年、イギリスの農場で行われるロックフェスの模様をCSで見たんですよ。
このイベントの事は知っていたし、今、洋楽って聴かないので、「ふーん」くらいの中途半端な感じでハナクソほじりながら観ていたのですが。
ま、そんな中にも「見るべき物件」はありましたね。
以下、そんな「発見物件(バンド)」のお話↓

White Stripes http://en.wikipedia.org/wiki/White_Stripes
素晴らしい!ギター&ドラムという変則的なバンドスタイルなのに、やっている事が妙に面白い。
パンクでブルーズでガレージな感じ。
イケテナイ兄妹がとりあえず音楽が始めたくて、ヤケクソでやり始めたバンドという感じ。
「自宅の地下室とかガレージで練習したんだろうな」と思わせる妙な情熱みたいなものが漂っていて面白かったですね。
「何処の誰も判ってくれそうにないけど、ヤル!とりあえず、ヤル!!」みたいな「表現したくてたまらない感」はありありと浮かんでいて素敵でした。

・Ash http://en.wikipedia.org/wiki/Ash_%28band%29
いや、実はAshそのものは全然「イケテナイ」んですよ。
さすが、北アイルランドのイナカモンというか。
ものすっごいダッサイバンドでねえ(遠い目)
全然、ワシの好みではない。
シン・リジーみたいなハードロックか?というと、「そういう訳でも無いような?」な感じだし。
ちょっとチャラい感じでパンクっぽい?
ダサイ感じから言えば、純粋にU2と双璧を為せるぐらいにダッサダサ。悪趣味という領域にまで踏み込めなそうなぐらいダサイ。そんな程度のバンドです。
でもね、このバンドの女性ギタリストがものすごーーく巧くてねえ。感心しましたよ。
テクニックもこのバンドの中じゃ一番ありそうだし(若くて綺麗なのに!)使えなさそうなメンバーの男どもを押しのけて、カッコイイギターソロをギュインギュイン聴かせてくれるんですね。
「へー、こんな女性ギタリストがイギリスにも出てきたのねー」と純粋に感動するワシ。
日本には田渕ひさ子さまとかいらっしゃいますが。

「この女性ギタリスト、こんなツマラン男どもに搾取なんかされてないで、より大きな世界へ飛び出せばいいのに。彼女なら十分外の世界でソロでやれるでしょうに!」と勝手放題な事を言っていたのですが。
なんと。調べてみたら、彼女、ちゃんと飛び出していたんですね。
ウム、偉いぞシャーロット<エラソー