山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ビンボーな奥様に神様は微笑む

人生は流転する。
「人生とは思い掛けない事の連続である」
とはワシの自作した「座右の銘」であるが、あぁ、またしてもワシは運命にせせら笑われているな。という気がします。
そんな気分の真っ最中です。

この日記を書いている日の前日、ワシは思いもかけない運命に出会い、また荒波の中を揺さぶられては玩ばれる溺れかけの木の葉の船のように、絶望と起死回生の狭間を漂いつつ、羞恥の朝を乗り越えて、ようよう解放と安寧の夜明けを迎えようとしているというのに。

詳しい話しはココには書けない。スマンスマン。
しかーーーし。
やっぱり人生って面白いですね。

なんとなく自分は先が見通せるつもりになってて(ホラ、ワシ、家族内の別名が「ガラドリエル様」だから)、
「そんなに予想外の事なんか、もうこの年になっては起きないし、よしんば起きたとしても、それは『想定の範囲内』であって、ビックリする事なんか起きようがナイじゃんかねー?」
という感じで余裕ブッコイテ、腰に手を当てたまま、いつもの「ニヤニヤ笑い」で過ごしていた_筈なんですが。

運命は時々、面白い事をしてくれるですよ。
27年前のあの日。
ワシは当時つきあっていた彼氏が一人、ツーリングに出てしまい、せっかくの休日を一人寂しく過ごしていました。
「うーん、ツマランなあ。暇だなあ。こんな若くて美しい恋人を一人ほっぽり出してツーリングに出かけようなんざ、良い根性じゃねえかバカヤロウ。浮気しても知らねえぞ?」
とフラフラと友達のバンドのライヴを見に出かけたのです。
それも、そんなに親しくもナイ友達の。
「友達の友達」程度の知り合いの。
「暇で暇でしゃーない」ので、「ヒマツブシに出かけてみっか?」位の気持ちで(勿論、「浮気しよう」とイソイソして出かけた訳ではありません。念のため)
フラフラ出かけた、と言う。
ただソレだけでした。

でもね、ソコに待っていたのは「運命」だったんですよ。
※本日の教訓=馬には乗ってみよ。ついでに男にも以下略(下品)

それが27年間にわたるワシと夫の物語の幕開けでした。
「まぁ、そんな事もあるさね♪」(まだ腰に手)
と、この運命の「思い掛けなさ加減」には十分痛い目にも遭ったし、面白い目にも遭わせてもらったので、理解しているつもりでしたがね。

「なんだよ、今、このタイミングでコレかよ!?」と当惑しましたね>昨日。
久々の「思い掛けない事」は「超弩級」ですよ。