山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

コレクターズ、ロックファン道=イバラ道

最近、テレビでコレクターズをよく見かけます。
夕べはNHKのPJ(ポップジャム)で見かけたし。その前はCSで。
「うーん、何故?」<理由が良く判ってない
コレクターズ、結成20周年だから?
でもやっぱりこうやって聴いてみると、なんとも楽曲がお洒落ですね。
今歌っている「世界を止めて」も、トム・ジョーンズが歌っててもなんら違和感が無いような気がしますよ(ワシだけ?)

トム・ジョーンズと言えば。
大昔、ワシが熊本の田舎で女子中学生だった頃。
当時から「ロック好き」として有名だったワシなんですが、何故か、その噂を聞きつけたクラスの男子から、ある日突然、
「ねえねえ、ロックって具体的にどんなの聴くの?」と聴かれて、返答に困り(本当の事を言っても多分、伝わらないので)ちょっと言葉に詰まって黙っていたら、
ビートルズとか?」と訊かれて、思わずワシ(当時14歳)は、
「いや、違う!」と即答してしまいました(^^;

そしたらその男子の質問がこう続いたのです。
「え?じゃあやっぱり、プレスリーとかトム・ジョーンズとか?」

_| ̄|○orz
↑当時のワシの気分

だってねー当時、プレスリーと言えば、もう「過去の恐竜」みたいなものでしたし、トム・ジョーンズと言えば「映画なら観たけど」程度のおつきあいでしたので、返答に困りましたねー。
いや、中年になった今のワシなら、トム・ジョーンズのあの暑苦しい英国北部人独特の「うたごころ」みたいなものの良さも十分承知しておりますし、その魅力も理解してますが。
30年以上前のワシじゃあねぇ?(^^;

今までの人生において、色々と「返答に困った場面」というものに遭遇しましたが、この男子からの質問は、まず最初の質問そのものが「思いもかけなかった」という事に始まり(そもそもそんなに話す相手ではなかったし)、「彼の意識するロックというジャンルとワシの好きなロックのジャンルが全くの別物だった」という部分で衝撃でしたね。

「あ、普通の人が意識しているロックってこんな音楽の事を差しているんだ」と、自分の好きなロックとの特別興味が無い人の常識範囲でのロック_その隔たりの大きさ加減に初めて気づかされて、そして改めて驚かされた出来事でした。

で、今はドウか?と言いますと。
「え?ロックのライヴに行くのが趣味なの?どんなのに行くの?アルフィーとか??」
と職場で訊かれたりします。
道は険しいですね。